12/2中京5R:スマラグドスは展開にも恵まれて圧勝

12/5、中京5R・1勝クラス(ダート1800・若手騎手限定)に愛馬スマラグドスが出走しました。休み明けを1つ叩いて勝負気配のレースでしたが、展開にも恵まれて、期待の勝利を圧勝と言う形で飾ることが出来ました。

先ず大きかったのは主戦の田口貫太Jの経験不足の面の弱点が、若手騎手競争になったことで弱点とならなくなったこと。もちろん、斤量面のメリットは失いますが、それ以上に本馬のことを熟知しているメリットが大きかったと思います。

それが現れたのがスタートから初角までの走りで、内枠から絶好のスタートを決めるとハナを奪う体制になりましたが、外から主張する馬が来たと見ると、少し抑えて1角でポジションを上手に入れ替えます。外側2番手を揉まれずに追走する理想の形が作れたことで、このレースの勝負は既に付いていた様に思いますし、このコントロールが出来たことはスマラグドスに乗り続けたことの優位性が現れた結果だと思います。

逃げ馬がペースを極端に落としたことで1000Mの通過が65.2秒と言う超絶スローペースになりましたが、スマラグドスは行きたがる気配も見せず、2番手のまま折り合って3角~4角を回ります。ラスト2Fから追い出しを開始して先頭に立つと、それまでに溜めた脚で後続を突き放し、さらにラスト1Fからはスピードが加速して着差を広げます。低重心で高速で脚を回転する走りは圧巻でした。

最終的な着差は7馬身で、時計にして1.2秒を付ける圧勝劇になりました。正直、メンバレベルは高くありませんでしたし、先行して超スローペースになる展開はこれ以上なく理想的なものでした。それでも、(脚を溜めたとは言え)上り3Fの時計が36.3は立派ですし、2Fの23.7は相当なものがあると思います。

本レースの勝ち時計が1.54.6に対し、日曜日の同条件の勝ち時計の方が0.2速いのですが、こちらは1000mの通過時計が61.6と3.6秒も速いペースであり、スピード指数的な評価はスマラグドスの方が高いものと思われます。この辺りはTarget-JV補正タイムが出るのを待ちたいと思いますが、2勝クラスでも十分戦えると考えて良いと思います。

レース後の西園師のコメントに依れば「調教の良さが実戦に繋がった良い内容でしたね。この後も問題が無ければ中2週で阪神・クリスマスエルフ賞に向かいたいと思います。」とのことで、続戦の方針が示されています。流石はスパルタ教育の西園師だけあって簡単に休ませては貰えないワケですが、「良い状態の時に続けて使って貰える」と言う点で、本当にありがたいと思います。

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