GF出資馬の近況 2023/10/5：ローズボウル、ダイヤモンドフジ、スマラグドス、サミアド
１．ローズボウル
美浦TCにて調整を続けており、10/9の昇仙峡特別（東京・ダート2100・ハンデ）への出走が確定しています。10/5、美南Wで最終追切を実施して69.5-53.2-38.2-12.0（一杯に追う）を計時。古馬２勝Ｃの僚馬と併せ馬を行い、1.4秒先行して0.4秒遅れています。最早、様式美の如く調教では動かない本馬ですが、林師もこの辺りは全く気にされていない様です。師のコメとによれば「前走後も予定通りに調整が進み、体調も涼しくなって上向きです。今回はトップハンデでの出走になりますが、好勝負を期待しています。」とのこと。なお、鞍上は武藤Ｊの継続騎乗になります。
２．ダイヤモンドフジ
ドラゴンファームにて放牧中です。この中間はトラックコース１周と坂路１本を17-15で乗られています。ラップが軽い様に見えますが、これは良すぎる行きっぷりを抑えるためであって、ペースアップの体勢は整っているとのこと。場長のコメントに依れば「福島開催の芝1,200ｍ目標と聞いていますので、逆算して調整を進めていきたいと思っています。」とのこと。また、現在の馬体重も453kgまで増加しています。
３．スマラグドス
グリーンウッドＴにて放牧を続けています。この中間は周回4000Mと坂路１本を17-17で乗られています。また、９月末からは12-13の強目が開始されているとのことで、遠からず帰厩が実現しそうな気がします。なお、現在の馬体重は482kgまで回復しています。460kg前後で競馬をしていた本馬ですが、次走は２桁増で出走して欲しいところです。
４．サミアド
美浦TCに在厩のまま調整を続けており、10/8の東京・未勝利（ダート1400）への出走が確定しています。10/4、美南Wで最終追切を実施して、67.2-52.3-37.6-11.7（馬なり余力）を計時しています。２歳１勝クラスの僚馬（一杯）の外から併せ、１秒先行して同入を果たしています。一杯の１勝馬を相手に馬なりで引かなかったところは十分評価できる内容でしょう。
竹内師のコメントに依れば「前回はレース当該週の追い切りをセーブして結果が出せなかったので、今回はしっかりと負荷を掛けました。また、ジョッキーが騎乗した併走馬より手応えが優勢で、新馬戦を叩いた効果が出ていると思います。」とのこと。
２人気に推された前走を13着に大敗した本馬ですが、追い切りの時計を見る限りでは、２桁着順に沈む馬とは考え難く、本走では一変を期待したいところです。この辺り、菅原明Ｊに継続騎乗してもらえるあたり、陣営の評価は失われていないと考えて良さそうです。