GF出資馬の近況 2023/3/24

GF出資馬の近況 2023/3/24:ルヴァンヴェール、ローズボウル、アレグロモデラート、ヴァロンダンス、ダイヤモンドフジ、スマラグドス、ジュエルアズギフト、ソウルアンドジャズ、ビクトリーフォース、サミアド


1.ルヴァンヴェール

大井競馬への入厩を前に、セグチレーシングSにて調整が行われています。現在も坂路で週2回の強目が行われており、何時でも入厩は可能な気配です。宗形師からは次開催での入れ替えの話が出ていることで、入厩は4月過ぎになりそうです。

2.ローズボウル

3/19、中山12R・2勝クラス(ダート2400)に出走し、2着に入る健闘をしてくれました。競馬の内容に成長が見られ、展開に助けられただけの競馬でも無かったことから、本条件であれば引き続き結果が期待できそうな印象です。

レース後も脚元に問題は無いとのことで、林師からは続戦の方針が示されています。具体的には4/9の印西特別(中山・ダート2400)を目指す予定です。

3.アレグロモデラート

ノーザンF天栄にて放牧が続けられています。復帰戦を前に挫石を負ってしまい、予定が未定の状況です。この中間で、蹄の膿が抜け切って症状は改善しつつあるとのことで、トレッドミルを用いた運動が再開されています。順調であれば3月末から騎乗運動が再開される見込みです。

4.ヴァロンダンス

岩手競馬移籍に際しての能力検査で公道を逃走する放馬をしてしまい、一般紙までにも事件が報じられてしまった本仔ですが、その際の受傷は大きなものではなかったのか、3/25の能力検査を再度受験する予定です。現在はテンションに気を付けながら15-15を消化しており、このまま試験に向かうことになります。本来の能力からして、試験に落ちることはあり得ませんから、ここはキッチリとクリアして貰わなければ困ります。

5.ダイヤモンドフジ

3月末のゲート試験を予定していましたが、帰厩から日が浅いので来月4日にスライドするとのこと。本来は、それを見越して早めに戻すのが筋であり、何とも詰めの甘いマネージメントです。

6.スマラグドス

3/18の中山6R・1勝クラス(芝1600)に出走しましたが10着に敗れてしまいました。只、この日は極端な重馬場で、「道中は渋った馬場に脚を取られてノメりまくっていて、全く本来の走りが出来ていませんでした。」とのこと。状況的には参考外との判断から、改めて芝1600のレースに向かう方針が示されています。具体的には4/2の阪神・1勝クラス(芝1600)に、主戦の松山Jで出走する予定です。

7.ジュエルアズギフト

チャンピオンヒルズにて調整中です。フレグモーネからは完全に回復していますが、状態が十分に上がってこない状況です。現在の運動メニューは周回コース3000Mと週2回の坂路を15-15で上がっていますが、飼葉の喰いが十分ではない様です。牧場スタッフのコメントに依れば「調教メニューにメリハリを付けて良化を促しているところなのですが、帰厩に向けてもう一段階ペースを上げるには、ここからもう少し乗り込む必要がありそうです。」とのこと。現在の馬体重は474Kgですが、デビューには今暫くの時間を要しそうです。

8.ソウルアンドジャズ

現在もノーザンF空港にて育成が続けられています。ナスノシベリウスの21改め、「ソウルアンドジャズ」と命名されました。

現在の運動メニューは周回コース2500Mと週3回の坂路入りを行い、内2回は2本登坂が行われています。牧場スタッフのコメントに依れば「すこぶる順調ですので、当初の予定通り4月下旬には入厩を前提とした移動態勢を整えるつもりです。ここからは14秒台のメニューも取り入れつつ、移動に向けて更に乗り込みます。」とのこと。経験値の高いノーザンFのスタッフに「すこぶる順調」と評価されていることは、非常に安心感が得られます。現在の馬体重は488Kgで、乗り込みながらキープが出来ています。

9.ビクトリーフォース

社台Fにて育成中です。ゴールドケープの21改め、「ビクトリーフォース」と命名されています。現在の運動メニューは周回コース2500Mと週3回の坂路入りを行い、内2回は2本登坂が行われています。

運動メニュー自体は前回更新と変わりませんが、牧場スタッフからは「3月14日には3F42秒を計時し、手応えも良く調教後の息の入りも良好でした。順調に進めていますので、近々山元TCへの移動を考えています。」とのコメントがされています。山元TCへの早期移動の可能性が示されたことは、期待感の高まる情報です。

また、坂路調教の動画が公開されており、シッカリと前を向いて首を低い位置で上手に使って登坂する姿に好感が持てました。今回公開されたグリーンF2歳馬の坂路動画の中でもトップクラスの出来の良さに見えました。

10.サミアド

武田Sにて育成中です。エイシンバンバ21改め、「サミアド」と命名されています。2月末に挫石を負ってしまい、3月上旬に運動が再開できたところでしたが、15-16を開始したところで、熱発を起こしてしまいました。現在は回復して元のペースに戻している状況とのことですが、体質的には少し弱いのかもしれません。

牧場スタッフのコメントに依れば「少し疲れも溜っていたようなので、ここは無理にペースアップせず今月一杯はハロン20秒前後のキャンターで調整しています。脚もとは問題無く飼い食いも安定していますし、体調は問題ありません。」とのこと。
運動を控えて来た影響もあって、現在の馬体重は506Kgまで増加しています。入厩には480Kg台まで乗り込む必要がありそうです。

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