2022年度:様子見対象馬のフォロー③

少し間が空いてしまいましたが、様子見対象としてピックアップした22年度募集馬について、直近の育成状況をフォローします。(前回はこちら
前回と同じく、様子見対象馬があるのはグリーンFとYGGの募集馬で、DMMからの様子見対象はありません。以下、クラブ毎に個人評価の高い順に記載します。様子見シーズンも大詰めに近いと言うことで、候補を少し絞りました。

GF:アースグリーンの21、サザナミの21、エルメスグリーンの21
YGG:リナリア、ホルトバージ


【グリーンファーム】

前回の筆頭候補はロータスクイーンでしたが、左前膝に腱鞘液の増加傾向が見られると言うことで、今回は様子見候補から外しました。懸念には及ばない可能性も高いのですが、「敢えて渦中の栗を拾う程の評価でもない」と言う判断です。また、ファビュラスセンスの21が先陣を切って山元TCへ移動していますが、価格と馬格を評価すると今は薬指が動きません。

1.アースグリーンの21(残100口弱)

・更新日 :2023/2/13
・馬体重 :488Kg(±0Kg)
・メニュー:坂路1回/週(15-15)

グリーンF様子見のトップ評価は本仔です。現時点で「出資しても良いかな」と思えるのは、正直なところ本仔だけです。牝馬ながら十分な馬格があり、歩様は柔らかく可動域も広いです。そして何より、良い感じに筋肉が付いてきたのが好印象。坂路で15-15の強目を開始して、無難にこなせているところも高評価できるのですが、チェスナットF育成馬は登坂本数の少ない所が懸念材料になります。あとは、鞍上が固定されてしまうところを許容できるか否かでしょう。

2.サザナミの21(残100口弱)

・更新日 :2023/2/13
・馬体重 :411Kg(+12Kg)
・メニュー:坂路3回/週・内1回は2本(16秒)

近年のグリーンFの活躍馬は社台&ノーザン系牧場の育成馬に偏重していることから、「様子見馬の中に社台生産馬を加えたい」と考えて、新たにフォロー対象に加えました。本仔の最大の懸念材料はその馬格で、募集時の馬体重は354Kgしかありませんでした。その時点で詳細な検討からは外していたのですが、順調に成長を続けて現在は410Kg台に乗って来ました。未だ十分な馬格ではありませんが、母サザナミが300Kg台で競馬をしたことを考えれば許容範囲かもしれません。

本年度グリーンF募集の社台F生産馬は馬格の小さい馬が多いのですが、その中では本仔が最も見所があると評価しています。特に短い背中とトモの形が自分の好みで、小さい馬格ながら乗り込み量も積めています。一方で、気になるのは「捌きに硬さが見られる」旨のコメントで、この様なコメントは母には見られなかったと思います。何れにしても、直ぐに出資を決断出来るレベルには無く、ここから10Kg~20Kgの上積みが欲しいところです。

3.エルメスグリーンの21(残50口弱)

・更新日 :2023/2/13
・馬体重 :464Kg(±0Kg)
・メニュー:坂路1回/週(17秒)

本シリーズの最初から様子見対象として採り上げている本仔ですが、回を重ねる毎に評価順位が下がっている状況です。もっと馬体重が増える想定でいたのですが、ここに来て460Kg台で安定してしまいました。決して悪くはないのですが、更に上を期待していただけに残念ではあります。

募集時より、柔らかい歩様が好印象の本仔ですが、育成先のファンタストクラブの方針なのか、強目の開始が遅れている点が気掛かりです。駐立写真をみても筋肉の発達がいま一歩確認出来ません。もっとも、「強目を開始したら余裕でこなしてしまった」と言う可能性も十分にありますので、本仔については来月の坂路動画を待って評価をしたいと思います。


【YGG】

この中間に2頭の追加募集が行われましたが、様子見中の候補馬と比較して上回る判断が出来なかったことから、会員先行募集への応募は見送りました。一般募集を経て、なお残口が残る様であれば、様子見候補に加えることを検討します。

YGGの追加出資はクラブポイントの失効する3月末が目途と考えており、残り期間も少ないことから、出資候補も絞り込んで2頭にしました。前回まで出資候補としていたリボルトレイダー21については、ソエが発症したことから、今回は様子見対象から外しました。

1.リナリア(残50%以下)

・更新日 :2023/2/28
・馬体重 :455Kg(+4Kg)(2/23)
・メニュー:坂路1回/週(14秒)

本シリーズの最初からトップ評価を続けているサウンドアドバイスの21です。リナリアと命名されました。この中間も順調で、坂路15-15を飛び越えて14-13の強目まで進んでいます。99.9の育成で、1週間の登坂本数の少ない所は懸念材料ですが、気性的な危うさを考慮すれば、これくらい乗り込まれていれば良い所かもしれません。乗り込みながら、馬体重の増加傾向が維持できている点も好評価したいところです。この調子で460Kg台まで増加して貰えれば言うことなしです。

2.ホルトバージ(残50%以下)

・更新日 :2023/2/28
・馬体重 :442Kg(-5Kg)(2/21)
・メニュー:坂路2回/週(15秒)(2本登坂あり)

森本Sにて育成が続けられています。プレインズウーマンの21からホルトバージに命名されています。2月に入って坂路15-15を開始して、ここまで順調に進んでいます。強目を開始して問題なくこなせているところはポジティブですが、馬体重の増加が止まってしまった点が気掛かりです。牡馬であることを考慮すれば、競馬に行って460Kgは欲しいので、出資を決断するにはもう少し厚みが欲しいところです。

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