2/25中山7R:グランデスフィーダは8枠12番

2/25、中山7R・3歳1勝クラス(ダート1800)に愛馬グランデスフィーダが出走します。昇級戦となった前走は4角の不利により大敗してしまい、ここが仕切り直しの1戦になります。当初の陣営の目論見では小倉・ダート1700を目標レースにしていましたが、これがまさかの除外。そこで諦めず、枠に空きの出た、中山・ダート1800に再投票して漸く出走権を確保した次第です。

そう言う意味で、この予定変更による悪影響が懸念されるところですが、正直、それは殆ど感じられません。長距離移動については、小倉と中山では若干長くなる程度ですし、右回りについても条件は同じです。
2度の急坂の存在は両コースの大きな相違点ですが、坂路調教の時計を見る限り、グランデスフィーダにとって不利な要素にはならないと思います。また、相手関係については中山の方が小頭数ですし、スピード指数を比較してもメンバーレベルは同等か、少し中山の方が甘く見えます。

そして、最も懸念される鞍上の確保については、幸運にも三浦皇成Jの確保に成功しました。元々、今週はサウジカップの開催によりトップジョッキーが不在の中、中山ダート1800を得意とする三浦Jが後追いで確保出来たことは僥倖と言うよりありません。参考までに、本コースの過去3年間の勝率上位は横山武J→ルメールJ→三浦Jの順位になります。

次にレース展開の予測ですが、それには前走の振り返りが不可欠です。前走は「スローペースからの上り勝負の展開に対し、4角出口の不利でブレーキを踏んだことが大敗の原因」とされており、これは間違いありません。只、そこに至るプロセスには改善の余地があった様に思います。

前走のポイントとしては、「二の脚が速く、1角から先頭に立てたこと」、「バックストレートで先頭を譲ったこと」、「捲って来た馬がいたこと」、「4角手前の仕掛け所で遅れたこと」、そして「4角出口で不利を受けたこと」が挙げられます。

「二の脚が速く、1角から先頭に立てたこと」については、本馬の最大の長所なので、これは絶対に活かすべきと考えています。その上で「バックストレートで先頭を譲ったこと」の是非が問われます。先頭を明け渡した理由については語られていませんが、恐らくは「逃げる競馬より、下げて折り合う競馬をさせたかった」「一旦下げて外に出すことで、ラストの進路を確保したかった」等が鞍上の頭にはあったものと想像しています。

「逃げる競馬をさせたくなかった」とすれば、それは理解の出来るところですが、一つ間違うと本馬の長所を殺すことにもなりかねません。理想は流れる展開になって、番手で折り合うことですが、前走の様なスローペースの展開で有利なポジションを自ら明け渡したことには疑問が残ります。行くか控えるかはペースを読んで判断することが不可欠です。

「外に出して進路を確保したい」についても理解は出来ますが、前走では捲る馬が来たことで、鞍上のプランが崩れてしまいました。これはアンラッキーと言えばそうなのですが、スローペースの展開故に発生した状況とすれば、鞍上の注意が足りなかったとも考えられます。

そして、これらを踏まえて今走ではどの様な展開を期待するのかですが、先ず本馬の最大の長所である二の脚の速さは迷わず活かすべきと考えています。大外枠を引いてしまいましたが、普通にスタートさえ切ることが出来れば、1角までに先頭に立つことは難しいことではないと思います。

但し、理想を言えばドライブアローカスかジャスリーが先手を取る展開の方が望ましく、グランデスフィーダがその外側のポジションをキープ出来れば最高です。この形を作ることが出来たならば、そのままのポジションで4角に侵入すれば良いと思います。

むしろ、悩ましいのは前走の様にハナを切ってしまう形になった場合です。スローペースの場合はそのまま逃げてしまえば良いですし、ペースが早いと見たら前走の様に控える形で良いと言えば簡単ですが、この辺りの匙加減は三浦Jの判断に任せるよりありません。

そして、最も重要と考えているのは、早め先頭から押し切る競馬を狙うことです。本馬については、末脚で勝負するよりは持続力で勝負するタイプだと考えており、前走の様な直線勝負の形は避けて、先に抜け出して後続を振り落としてしまうのが良いと思います。

逃げる競馬をすることが、本馬の将来にとって悪影響を及ぼす可能性は否定できませんが、本馬の気性は基本的に安定していますから、極端なリスクは無いと考えています。それに、今回のレースは伏龍Sを目指す上では落とせない一線です。ここは教育よりも勝負に拘った競馬を期待したいと思います。

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