1/5中京6R:スマラグドスは直線弾けず5着

1/5、中京6R・3歳1勝クラス(芝2000)に愛馬スマラグドスが出走しました。陣営としては、手堅く自己条件からクラス突破を狙ってゆく作戦でしたが、結果は5着と想定通りにことを進めることは出来ませんでした。

本走の馬体重は+4Kg増加した474Kg。前走から凡そ1カ月の間、在厩のまま西園厩舎のハードトレーニングを重ねて来ましたが、体重は維持されており、パドックを周回する姿も状態は良さそうに見えました。

スタートを無難に決めると、鞍上は軽く追い出してポジションを取りに行きましたが、最終的に、外枠からハナを主張した2頭を行かせて3番手のポジションに収まりました。先行した2頭の内の1頭は同厩のマイネルカーライルですので、恐らくはチームオーダーがあったものと推察しています。

マイネルカーライルが作った流れる展開は1000Mの通過が60.5で、3番手のスマラグドスのラップは恐らく61秒を切るくらいであったと思われます。これは瞬発力勝負では分の悪いスマラグドスとしては予定通りの展開であった筈です。

しかし、想定と違ったのが4角を回ってからで、ラスト400M付近で先頭に並びかけると思いましたが、思った程の伸び脚がありません。逆に外に張る様な挙動もあって、鞍上の鞭で修正がされましたが、スピードに乗ることが出来ず、登坂でもペースが上がりません。

決して失速しているワケでは無く、最終的に逃げた2頭は交わしているのですが、後方から末脚を伸ばした4頭に抜き去られてしまい、最終的に5着と言う結果に終わりました。確かに、1~2着馬は相当な実力馬で、平場のレースに出て来るクラスの馬ではなかったのですが、3着を逃すまでは流石に想定外でした。

まだ本レースのスピード指数が出ていないのですが、恐らく、上位2頭は水準以上の時計で走っていると思われます。そう言う意味で、勝馬から1秒離されたスマラグドスの時計も、極端に悪いものでは無いかもしれませんが、クラッシックを狙う馬の時計とするには流石に無理がありそうです。

今回の結果について、西園師からは見えない疲労の蓄積が敗因として上げられていましたが、脚質と言う観点では、2000Mは少し長い様な気もします。特に、本馬は明らかな短足をピッチでカバーする走りですから、ハーツクライ産駒で体型の似たカテドラルの様に、マイル路線を目指す方が適正なのかもしれません。

レース翌日の情報によれば、脚元に問題は出ていないとのこと。一方で、飼葉を食べ残すなど、明らかな疲労が見られることから、放牧に出して立て直しが図られることになりました。西園師からは「状態が良くなるのを待って帰厩させ、次は少し距離を詰めてレースを検討するつもりです。」とのコメントが出されています。個人的には「4月のアーリントンC(またはニュージーランドT)を目標にしつつ、その前に1つ勝っておく」様な感じのローテーションを期待します。

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