GF出資馬の近況 2022/12/7

GF出資馬の近況 2022/12/7:ルヴァンヴェール、アレグロモデラート、ヴァロンダンス、ダイヤモンドフジ、スマラグドス、ゴールドケープの21、エイシンバンバの21


1.ルヴァンヴェール

美浦TCに帰厩して12/18の高砂特別(阪神・ダート1200)への出走に向けて調整を続けています。12/7、美南Wで1週前追い切りを実施して、66.6-52.0-37.6-24.0-11.7(位置5,強めに追う)を計時しています。僚馬のサクセスエース(古1勝,強目)の内から併せ、2.5秒追走して0.4秒遅れています。最後まで捕まえきれなかった所は今一歩ですが、本馬の場合は併せ馬が出来ているだけで、気性面の進歩が認められるところです。

竹内師のコメントに依れば「今回の追い切りが、久しぶりの追走だったこともあり、並走馬の走りを気にしながらの走りになっていました。」とのこと。一方で、「レースに向けては心配していない」とのことで、予定通り12/18のレースに向かう予定です。なお、鞍上には小沢大仁Jを予定しているとのこと。小沢Jは本馬を1勝クラスで勝たせてくれたのち、騎乗機会を与えられて来ませんでしたので、是非、このチャンスに結果を出して、継続騎乗の切符を掴んで欲しいと思います。

2.アレグロモデラート

12/10の中山・2勝クラス(芝2000牝)への出走に向けて、在厩で調整を続けています。12/7、美南Wで最終追い切りを実施して、67.9-52.2-37.6-24.0-11.7を計時しています。僚馬のナスノカンゲツ(新馬)と併せて、外0.4秒先行して同入と言う内容でした。ラストで同入を許しているところが気になりますが、武井師のコメントに依れば「軽い走りで動きに硬さも無く、終いは相手に合わせた形で余裕を持ったまま併入しています。」とのこと。

「道中の息遣いや息の入りも良く、前走からの良い状態を維持できています。」とのことで、予定通り12/10のレースに向かう予定です。

3.ヴァロンダンス

ノーザンF空港にて矢状骨折治療後のリファビリテーションを続けています。現在の運動メニューは週3回、内2回は2本の坂路調整を実施しており、ペースも15-15の強目がこなせるところまで回復をしています。コンスタントに強目が乗れていることから、遂に復帰への舵が切られることとなりました。地方移転先は水沢競馬場の板垣厩舎とのこと。復帰戦を3月の水沢開催に定め、近々にセグチレーシングSに移動する予定です。

移転先に水沢競馬を選んだのは少し意外でしたが、本馬のダート適性が不明な状況を考えると、レースレベルの低い競馬場で3勝を稼いで、中央では芝に戻る考えがあるのかもしれません。

4.ダイヤモンドフジ

園田競馬・田中厩舎に移転して中央復帰を目指しています。年内にあと1勝で中央復帰は叶いますが、前走は道中で掛かってしまい、結果は4着。中央復帰を決めることは出来ませんでした。これを受けて次走ですが、当初は1230M戦への距離短縮が検討されましたが、鞍上の「現状は逃げる形がベスト」との進言があったことで、1400M戦に続戦する方向となりました。

来週のC1クラスのレースへの出走を予定しますが、年内最終戦となる可能性も出て来ており、ここで決めに行くレースをする必要がありそうです。

5.スマラグドス

京都2歳Sの後も脚元に問題は発生せず、在厩のまま坂路での乗り込みが開始されています。これを受けて、注目の次走については、年明け1/5の中京・2勝クラス(芝2000)に向かう方針が示されました。ここは、「平場のレースで早々に賞金を積み上げることで、クラッシックへのステップレースに確実に出走できる条件を確保しよう」と言う作戦になります。

1/5のレースは週中のため調整日程が難しくなりますが、前走で世代上位の能力は示していますので、先々を楽にするためにも万全の仕上げで決めてしまいたいところです。

6.ゴールドケープの21

社台Fにて育成が行われています。現在の運動メニューは週3回の坂路入りが行われており、11月からは週1回の登坂本数を2本に増やしています。ペースは17-17まで進んでいて、グリーンFの社台生産馬の中ではトップクラスの進捗状況になります。最新の駐立写真を見ても、前のボリュームが増して来た印象を受けます。

牧場スタッフのコメントに依れば「運動量が増えても問題無く進めることが出来ています。前向きさもあってしっかり動けていますが、少しハミをくわえすぎる面があるので、リラックスさせつつ乗り込みたいと思います。」とのこと。馬体重は乗り込みながら476Kgに増加しており、これも好印象です。

7.エイシンバンバの21

武田Sにて育成が行われています。現在の運動メニューはBTCの屋内ダートコース2700Mをキャンターと、週2日の坂路入りが行われています。現状の坂路のペースは20~18ペースで、年内に15-16まで進めて行く予定とのこと。

牧場スタッフのコメントに依れば「徐々にペースを上げ運動量を増やしてきていますが、走りはしっかりしておりテンションも安定しています。とても人なつこく、素直で扱いやすい馬です。」とのこと。半兄が気性的に煩く、最終的に去勢された経緯を考えると、本仔の安定性は価値が高く、これならばマイル以上への適応も可能かもしれません。

一方で、公開された動画を見ると着地した時の飛節のブレが少し気になります。募集動画では特に気になるところはありませんでしたので、硬い路面を歩いたことで現れているのかもしれません。

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