4/30阪神8R:ラインオブフェイトは積極策から5着

4/30、阪神8R・2勝クラス(ダート1400)に愛馬ラインオブフェイトが出走しました。前走も同条件で出走して3着に健闘した本馬ですが、2ヶ月弱のリフレッシュを挟んでの再走となりました。

前走は3角手前で少しポジションを下げる形になってしまい、「この分だけ届かなかった」と考えると、今走はポジションを我慢した競馬が出来るか否かに注目していました。スタートは五分に決めると、鞍上は積極的に押し出してポジションを取りに行きましたが、内枠の馬を交わすことが出来ず、7番手からの競馬となりました。

このレースの最大のポイントはここで、鞍上の意図通りにポジションを取り切れなかった原因としては、「脚抜けの良い重馬場で、芝とダートの差が少なく、距離の分だけ内枠に理が有った」「芝の走りが上手くない」の2つがあったと考えられます。恐らくは前者の影響が大きかったと思いますが、後者の「芝スタートが苦手」についても間違っていないと思います。そういう意味で、やはり「阪神ダート1400よりも東京ダート1400の方が適性は高い」と考えています。

7番手のまま3角に侵入すると、馬場の外を回しながら押し上げて、4角では4番手まで進出します。この早い仕掛けが前走との違いで、距離のロスも覚悟した積極的な騎乗でした。ここからレースは直線勝負に持ち込まれ、先行馬の脚が止まるとラスト100Mで2番手に進出。前を捕まえて歓喜する姿が目に浮かぶ展開となりましたが、ここで本馬も脚が止まってしまいます。結局、最後方で脚を溜めて追い込んで来た馬達に差されてしまい、最終着順は0.2秒差の5着となりました。

リプレイを観ながら色々と考えましたが、この5着は紙一重の内容であって、順位に拘る必要は無いと結論しました。最後に追い込み馬に差されたことは、僅かにレースペースが早かったことに因るもので、単純に運が味方しなかったものと考えます。4角で外を回すロスがなければ、着順が上がった可能性もありますが、これも序盤でポジションを取り切れなかった故の展開であって、早い仕掛けは正解だったと思います。

詰まるところ、「重馬場で普段以上のハイペースとなって、前崩れの展開なった」と言う結果であり、着順は展開の綾でしかりません。Target-JVの補正タイムを見ると「97」が出ており、これは前回の「96」を上回る自己ベストでした。

レース後の田島師のコメントに依れば、次走は続戦のまま東京ダート1400に向かう方針が示されています。以前から書いてきた様に、ダートスタートで左回りの東京ダート1400は本馬にとってベストの条件であると考えています。6月以降は強い3歳馬を交えたレースとなることも含めて、「3勝クラス入り」を狙うなら、次走が勝負になると思います。

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