4/30東京12R:ローズボウルは色々と噛み合わず8着

4/30、愛馬ローズボウルは東京・2勝クラス(ダート2100)に出走しました。本馬の最も得意とするコースに加え、鞍上にはレーンJを迎える勝負気配から、1人気に推されてのレースでしたが、蓋を開けば色々と噛み合わず、結果は8着に沈んでしまいました。

まず、この日の馬体重は+14Kg増えて512Kg。2桁増とは言え休み明けですし、前走が-12Kgだったことを考えれば、「元の体重に戻っただけ」と考えることが可能です。只、前走の-12Kgの馬体が、意外にも締まって良く見えたことを考えると、むしろ前走の馬体重がベストだった可能性も否定できません。

パドックを周回する姿は決して落ち着いたものではありませんでしたが、ある意味で何時もと変わらぬ周回であった様に思います。一方で、明らかに怪しかったのが返し馬。本馬場入りすると、暫く内埒沿いを暫く歩かせた後に返し馬に入りましたが、今までに見たことの無い嫌がり方をした返し馬でした。この辺り、鞍上とのコンタクトが取れているのか不安を感じずにはいられませんでした。

スタートは決して悪いものではありませんでしたが、鞍上は追い出すものの、何が何でも前を取りに行く気概は見えず、外の馬に入られてしまって馬群に囲まれる形になってしまいます。結局、6~7番手で1角に侵入し2角を6番手で回りましたが、道中、首を上げる様なシーンも見られ、やはり砂を被る展開は避けられるものなら避けるべきでした。レーンJのコメントによれば「道中のキックバックは問題なかった」とのことですが、全く無かったとは思えません。

2角を回ると直ぐに外に出して進出を開始。2番手まで押し上げて3角に侵入し、4角出口で前を向くと、逃げ馬を捉えてそのまま勝ち切れるかと思いましたが、そこからギアが上がることはありませんでした。

そのまま、ズルズルと後続馬に交わされて結果は8着。連続馬券内も7レースで途切れてしまいました。このレースの本馬の上りは36.2で、何時もと同程度の時計は出ているのですが、上位陣が34秒前半~35秒前半で上がっていることと比較すると、その差は歴然でした。Target-JVの補正タイムを見ても「91」しか出ておらず、本来の力を全く出せていないことが判ります。

単純に「早い上がりに対応出来なかった」と総括してしまえば、そうなのかもしれませんが、ペースと全体時計は2走前に1勝クラスを勝利した時の方が早かったので、必ずしも「速い馬場に適性が無かった」との分析は出来ません。自分が思うに、問題は早過ぎたスパートにあったと考えています。今走は、序盤を控えてラスト1300地点付近から進出を開始し、そこから息を入れるタイミングが無く、直線勝負に入ってしまいました。これが最後の脚を欠いた理由ではないかと思います。

言い換えれば、「この展開で勝てたら流石に強すぎ」と言う展開であり、そこまでの力は本馬に無かったと言うことかと思います。何時もの競馬の通り、「序盤で前に出て中盤で息を入れて、最後に伸び直す」と言うのが本馬にとっての正解であって、このレースの様なロングスパートは無理があったと言うことでしょう。この辺り、陣営からレーンJへの指示がどの程度あったのかにも疑問を感じます。流石に、このクラスのジョッキーに細かい指示は出せず、「鞍上の判断で乗って貰った」と考えれば、この噛み合わない内容の競馬も理解できる気がします。レース後のレーンJのコメントを読んでも腑に落ちるところが無く、乗り難しいローズボウルについての陣営からの事前インプットが足りなかったのではないかと思います。

レース後の林師のコメントに依れば「前半から無理なく先行出来ていたので、2勝クラスの1,800Mにも対応出来そうです。」とのことですが、今回の結果で2100Mの適性を疑うのは早計過ぎで、自分は「東京開催の間はダート2100を使べき」と考えています。1800を試すこと自体は否定しませんが、それは夏の新潟開催でも遅くはありません。

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