4/24、愛馬スズナミが東京5R・未勝利（芝2400）に出走します。前走で自身初の掲示板を確保した後、リフレッシュを入れての復帰戦になります。舞台は前走と同じく東京の芝2400。馬番も同じ12番を引き当てました。小柄な本馬にとって馬群で消耗する展開は避けたい所ですから、外目の枠は必ずしも悪くないと思います。
芝の1200Mでデビューした本馬は、自らの競馬のスタイルを見出すまでに時間を要しましたが、距離を延ばすに連れて着実に成績が向上し、遂には掲示板を確保するに至りました。進歩を持続すると言う意味で、今回の目標は初の馬券内確保になると考えています。
そこで問題は如何なる作戦でこの競馬に臨むのかです。前走は斤量-3Kgの減量騎手を起用した上に、ロスの無いコース取りをしたこともあって、４角出口を11番手から直線で追い込んで５着に食い込むことが出来ました。
今回も-2Kgの減量騎手を起用した点を考えると、前回と同じ競馬を陣営は指向する可能性が高そうです。只、ここで問題は、前走の様に省エネコースに拘るとどうしてもポジションを下げることになってしまい、長い直線で末脚がキレても前には届かない可能性が高くなります。特に前走は４角を綺麗に捌いての結果であり、少しでも詰まったら掲示板の確保もありませんでした。
これを踏まえて、もう１段前目からの競馬を試すのか、飽く迄も前走の様に末脚一本に賭けるのか、ここが陣営の腕の見せどころかと思います。個人的には前走と同じ競馬で馬券内を目指すためには「流れる展開」が必須になることから、展開に任せた競馬よりも、より積極的な競馬を試して欲しいと考えています。本レースもフルゲートに達していない様に、中距離路線の最大のメリットは優先権に拘る必要が無いことです。仮に掲示板を外したとしても、内容的に収穫が有った方が、勝利に向けての財産になる様に思います。
一方で、相手関係を見ると、頭数こそ15頭となりましたが、前走掲示板の馬は本馬を含めて４頭しかいない状況です。２桁着順から節を空けずに出走してきた馬も多く、実質的な頭数は「相当少ない」と考えて良さそうです。
人気は７番ワープスピードと15番ルヴェルディが分け合うものと思われますが、スズナミは前走でこのルヴェルディに0.2秒しか負けていません。脚質もルヴェルディとスズナミは似ていることから、ここはルヴェルディを前に見ながら競馬をするのが理想形ではないかと考えます。減量騎手に最も足りないペースを読む力をルヴェルディに騎乗するルメールＪを模範にすることで補うことができれば、後は減量分が有為に働くことを期待するのみです。