2/19東京5R:スズナミは距離延長に対応して5着

2/19、愛馬スズナミは東京5R・未勝利(芝2400)に出走しました。

前走で掲示板を逃しながらも末脚を伸ばす展開から競馬の形が見えたスズナミでしたが、距離を一気に600M延長することで、中2週での続戦が実現しました。小さな馬格の本馬としては、馬体の減少が心配でしたが、今走の馬体重は+4Kg増加した410Kg。中間を軽目に過ごしたとは言え、プラス体重で出て来たことは本馬の成長を感じさせるものでした。パドックではチャカ付く挙動を見せたものの、以前のような明らかな小ささは感じられず、むしろ体を大きく見せている印象でした。

今回も鞍上は横山琉人Jの継続騎乗。スズナミの過去走は何れも減量騎手を配しており、ここは陣営の拘りが感じられます。「小柄な馬格に対し、屋根は出来るだけ軽くしたい」と言うことと思いますが、-3Kgのハンデは距離が長いほど効果が大きいことが期待されます。

兎にも角にも、本走のポイントは「2400Mに対応することが出来るのか?」を見極めることであり、それには出来るだけ距離のロスは避けたいところです。節妙のスタートから飛び出したスズナミは1角を4番手で取り付き、最初の2ターンを無理なくクリアすることが出来ました。

2角の出口で6番手に下がったスズナミは、この好位をキープするかと思いましたが、3角入口では9番手に下がり、更に4角出口では11番手までポジションを下げました。距離を含めて「ペースに付いて行けなかった」のかと思いましたが、レース後の鞍上のコメントによれば、敢えてペースアップに乗らず、本馬のリズムで気持ちよく走らせた結果とのこと。

3角~4角もインベタでロスなく回り、直線で無理なく外に持ち出されると、前走と同じく伸びる末脚で追い込みましたが、流石にポジションが後ろ過ぎて、5着まで上がった所でゴールとなりました。

本馬の上り3Fは34.9で、これは勝馬ストキャスティークの34.7に続く2番時計。3角入口ではストキャスティークのポジションの方が後ろであり、勝馬との差は仕掛けのタイミングで付いたことになります。そう言う観点で、スズナミが更なる上を目指すためには「もう少し前のポジションから競馬をする」か、「追い出しをもう少し早くする」かの何れかの工夫が必要と考えられます。

もっとも、先に触れた通り、本レースの最大のポイントは2400Mへの対応可否を見極めることでしたので、その点で今回の横山琉人Jの騎乗は満点だったと思います。林師のレース後のコメントによれば、「権利も取れましたので、レース後の状態次第で続戦することも検討します。」とのこと。そうなると、候補は中3週の中山で芝2000と芝2200の何れかになる公算が高そうです。中山芝2000と2200は200Mの差とは言え、コース形態は全く異なりますから、陣営の判断を興味深く待ちたいと思います。

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