GF出資馬の近況 2021/12/28

1.ローズボウル

1/10の中山・1勝クラス(ダート1800)への出走を目標に、美浦TCにて調整を行っています。3歳までは2000M超のレースで手薄なところを狙う作戦でしたが、結局、勝ち切れることが出来ませんでした。陣営はその原因を「課題に目を瞑ったまま、能力だけで勝ち上がるには無理があった」と捉え、4歳になる次走からは、その課題である「キックバックを嫌う」問題に正面から取り組む道を選んでいます。

これまでのレースは「キックバックを避けるために先行する必要があり、楽に先行するには距離を延ばした方が有利」と言うロジックから番組選択がされていました。これに対し、今回は1800Mを選択し、仮に先手が取れなくても戦える準備が行われています。具体的には追い切りで敢えて先行馬の後ろに付けることで、キックバックに慣れさせる練習が行われています。追い切りと本番ではキックバックの強さも違ってきますが、少なくとも28日の追い切りでは、「チップを浴びても嫌がることなく走れていました。」とのこと。

なお、次走の鞍上は坂井瑠星Jへの乗り代わりになります。これまで主戦を務めた武藤Jの怪我による交代ですが、結果責任を問われる世界である以上、怪我が無くても乗り代わりは止む無しであったと思います。

2.ダイヤモンドフジ

復帰戦に向けて宇治山田優駿Sにて調整が行われています。現在の運動メニューは坂路15秒ペースまで上げられており、ペースアップしても動きに問題は無く、反応も良いとのこと。

小倉開催での出走に向けて、年明けの帰厩が予定されています。現在の馬体重は459Kgとのことで、概ね前走レベルの体重へと戻っています。

3.ラヴアズギフトの2020

エクワインレーシングにて育成中です。進捗状況としては遅目の組で、漸く騎乗馴致を負えて馬場入りを開始した状況です。牧場スタッフのコメントに依れば「今週から坂路入りを開始しており、20秒を切るくらいのペースを乗り出しています。年内は同様のメニューを消化させ、現在のペースに慣らしてから徐々にペースアップ予定です」とのこと。

馴致が遅れた原因は、恐らく気性面をケアした結果と想像していますが、本仔は4月生まれの遅い誕生日なので、数か月の遅れであれば、許容範囲と考えたいと思います。

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