前回の検証作業にて、プレミアム値と歩様分析値を複合して評価することで、出資馬の選定確度を向上できる可能性が浮上しました。
本結果を受けて、現2歳募集馬についても検証のため、同様の評価を実施することにしました。プレミアム値の評価にてスクリーニングされた7頭の募集馬(ヴィクトールドパリ、アレグロモデラート、スィートプロミス、テネル、エレダール、ヴァロンダンス、ナウヴィクトリア)について、歩様分析を実施した結果を以下に示します。
馬名 | 前肢角 | 後肢角 | 肩角 | 歩様 分析値 |
エレダール | 46.7 | 45.5 | 43.0 | 2.5 |
ヴァロンダンス | 49.6 | 43.2 | 43.2 | 3.1 |
ヴィクトールドパリ | 49.6 | 43.4 | 45.0 | 4.0 |
アレグロモデラート | 50.4 | 43.7 | 43.1 | 5.0 |
テネル | 49.6 | 45.5 | 44.3 | 5.2 |
スィートプロミス | 52.1 | 45.0 | 44.8 | 9.5 |
ナウヴィクトリア | 56.3 | 48.3 | 45.3 | 29.3 |
ここで、歩様分析値<6を推奨基準とすると、両指数から同時に推奨される募集馬は次の5頭になります。
エレダール、ヴァロンダンス、ヴィクトールドパリ、アレグロモデラート、テネル
これら5頭の中の4頭が既に満口である状況は、グリーンF会員の方々のチェックの厳しさを感じさせるところではありますが、ここは残ったテネルを積極的な様子見対象として今後ウォッチして行きたいと思います。
テネルに関しては預託先厩舎が個人的にNGであったことから、詳細な検討を行わずにいました。しかし、今回の結果を受けて改めて本仔について検討して見ると、厩舎にさえ目を瞑れば、好評価できる要素が多々ある様に感じています。
PS.
今回、7頭の募集馬について歩様分析を行いましたが、いざ始めて見ると残りの募集馬についても結果が知りたくなってしまいました。追って、全頭調査した結果についても報告をしたいと思います。