11/17東京7R:アメリカンツイストは展開の味方無く5着

11/17、東京7R・1勝クラス(ダート1300)に愛馬アメリカンツイストが出走しました。前走で2着と健闘したもののゲート内で立ち上がる所作があったことから、ゲート再試験を経ての今走となります。

まずパドックの状況ですが、馬体重は+2Kg増加しての476Kg。一見して良くも悪くも何時もと変わらないアメリカンツイストでした。良かった点は相変わらずの好馬体で毛艶も良く、トラックの外周を力強く周回していました。一方で怪しい点は、何時もの如く首を横に曲げる動作をしきりに繰り返していたことで、気性面の危うさを感じさせる状況でした。

相変わらずの好馬体

馬場入りした直後はイラつく様な動作をみせていましたが、ゲート試験から対応をしてくれている北村浩司騎手がなだめつつ外埒沿いをゆっくりと歩かせると、次第に落ち着きを取り戻して返し馬に入って行きました。

馬場入り直後はちょっと危うい雰囲気

問題のゲートは先入れだったこともあって、立ち上がりそうな危なっかしい雰囲気もあったのですが、これも何とか鞍上が宥めて、スタート自体は普通に切ることが出来ました。ある意味、これだけ普通のスタートが切れたのは久しぶりの様な気がします。只、レース後の鞍上のコメントに拠ると、逆に落ち着き過ぎてしまって反応の遅れる部分があったとのこと。

レースは外枠15番だったこともあり、無理をすることなく後方12~13番手に落ち着きました。このままのポジションで4角を回り、直線に向いた所から追い出しを開始するとシッカリと脚を伸ばして「このまま突き抜けるかと」思ったのですが、前も止まってくれずに辛うじて掲示板を確保しての5着と言う結果になりました。

シッカリと脚を伸ばしましたが前も止まらず

端的にこのレースを評すれば、「差し馬には厳しい上がり勝負のレースになってしまった」と言うことに尽きるかと思います。東京のダートは基本的に前が止まり難いコース形態なので、差し馬が台頭するには平均以上のペースで流れる必要があるのですが、本レースは終始平均ペースで流れてしまったことで、先行馬に有利な形になってしまいました。

この辺り、自らレースを作れないアメリカンツイストにとっては運に頼るより無い部分なので、展開が向かない場合には清く諦めるしかありません。そう言う意味では、不得手な展開の中でも着実に掲示板を確保した点は、大いに評価出来るところです。そして何よりも、今回再びゲートで悪さをすると競馬場でのゲート試験を課されてしまうところを、なんとか我慢できた(鞍上が上手に宥めた)ところは評価したいと思います。

一方で、疑問を呈したいのは次走を含めたレース選択についてです。今回、予定を前倒して東京への出走を決めた根拠としては、「ここで権利を取って次に得意の中山で勝負する」ことにあると考えていたのですが、レース後のコメントでは当初からの既定路線として「放牧に出す予定」とのことでした。復帰は年明けの中山を考えている様ですが、それならば当初の計画通り中山の開幕週で復帰させ、年明けの中山で再走を狙った方が理に適います。

予定を前倒してまで、前の止まり難い東京で走らせた理由は一体何処にあるのでしょうか?穿った見方ですが、「愛馬会の集いの前に1勝を積み上げて欲しい」と言うクラブ側からの強い要望でもあったのでしょうか?次走の予定を知って、何を考えているのか全く分からなくなってしまいました。

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