2/2東京7R:アメリカンツイストは消極的騎乗から見所のない7着

2/2、東京7R・500万(ダート1400)に愛馬アメリカンツイストが出走しました。使い詰めてテンションが高くなったことを受けて、山元TCにリフレッシュに出ていましたが、復帰戦の馬体重は-2Kgの474Kgで出て来ました。馬体の張り艶は良く見えましたが、休養明けであればプラス体重で出て来て欲しいところでした。パドックの周回状況も前走と同様に首をしきりに曲げる仕草を繰り返していてレースに向けて集中しているとは言い難く、気性面の課題は改善されていない様に見えました。このままパドックでは騎手が跨ることはなく、本馬場に現れた時の状況はさらにテンションが上がっている様に見えました。只、中舘師のコメントでは「何時もよりも落ち着きがあり、良い雰囲気で臨めた」とのことですので、何時はどんだけ酷いのかと…。

それでも、見かけほどはイレれ込んでいなかったのか、レースは綺麗にスタートを切ることができました。展望記事で書いた様に、アメリカンツイストが好走するパターンは先行力と持続力を生かす展開ですので、このスタートならばと期待しましたが、鞍上は全くポジションを取る気の無い消極的な騎乗で、ズルズルと位置を下げてしまいました。この辺り、調教師の指示が何もなかったのか確認したいところでもありますが、鞍上の判断で控えたとすれば、何を求められて騎乗依頼されているのか全く理解できていないお粗末な騎乗であったと言わざるを得ません。この時点で自分はこのレースを諦めました。

結局レースは直線で追い出されるもののキレる末脚はなく、先行有利の馬場もあって前との差を詰めることは出来ず7着に沈みました。ハッキリ言って1走を無駄にしたと思います。ダートでは前目に付けることが勝ち負けに絡むための第一歩であり、特に有力馬が前に行った状況でポジションを下げたら勝利への可能性はさらに低下します。この辺り、外国人騎手がきっちりとポジションを取ってくるのに対して、日本人騎手の意識の低さが顕著に出ている様に思います。

そもそも気に入らないのは鞍上がレース後に、「今日は展開が向きませんでした」とコメントしている点です。アメリカンツイストはゲートさえ無難に出れば先行力を生かして自らレースを作ることも出来ますし、ペースが早ければ2列目で我慢することも出来ます。本気でこのレースの結果を展開の綾であると認識して自らの反省に生かさないのであれば、騎手としての成長はまず期待できないでしょう。メンバーレベルをみても時計をみても、悪くても掲示板は確保できるレースでした。それが出来なかった時点で、何を言い訳しようと騎乗ミスであったと結論します。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする