6/10東京7R:アメリカンツイストは価値のある4着

6/10、東京7R・500万下(ダート1400混合)に愛馬アメリカンツイストが出走しました。前走ではパドックからイレ込みが激しく、レースの前に既に消耗してしまった前科がありますので、まずはパドックの登場に注目をしていました。状態的にはつる首をしたりチャカ付いたりはしているものの、一人で引けていましたし変な発汗もしておらず、我慢は出来ている感じでした。そして、周回を進めるごとに更に落ち着きを増して行っている様に見えました。

また、問題ありと言われているゲートについても、後入れの効果もあってか全く問題なく、むしろ良いスタートを切りました。その後は馬なりで6番手のポジションに落ち着いています。これが前3走との違いであり、今回の好走に繋がることになりました。

展開はナリノメジャーとペイシャエヴァーの降級馬2頭が先行しましたが競り合うことにはならず、1000Mを61.1秒のスローペースに落とされました。さらにレース時点の天候は雨で、馬場も丁度稍重に変わったところで、脚抜けの良いスピードの出る馬場状態になっていました。即ち、典型的な前残りの状況だったと言えます。

もし前3走の様な後方からの追い込み競馬をしていたら、まず届く状況ではありませんでしたので、中段から前目のポジションを取ったことは、トラック状況を考慮した松岡騎手の好判断でした。4角を5番手で抜けて直線を向いた所でスムーズに外に出ることが出来ました。今までよりもポジションを前をとったので、上りの脚が残っているのか心配しましたが、ラスト400から確実に前との差を詰めて行き、3番手まで進出。2番手のナリノメジャーも捕まえられると思ったのですが、相手も降級馬で粘り強く、逆に後ろからブツ飛んできたドリュウに刺されてしまい、最後は僅差の4着と言う結果でした。ちなみに、上り3Fは36.2で、ドリュウに次ぐ2位の時計でした。

今日は11番人気でしたので、馬券的には余りにも痛すぎる4着でしたが、アメリカンツイストの走りとしては色々と見所のある、価値のある4着だったと思います。まず、1400Mに対応できることを示したこと。さらに左回りでも結果を出せたこと。スローペースとは言え、前目から脚を溜めて末脚を使えたこと。そして何よりも、降級馬3頭を相手にして、1頭に先着し、1頭とは首の上げ下げの差に迫ったことで、現級突破の目途が立ったことに価値がありました。

レース後にスタッフさんから聞いたコメントから、中舘師は「これまでの横山典騎手が教えてきた控える競馬が身になった結果」と強調されていたとのことでした。確かにそういう面は否定できませんが、ちょっと忖度しすぎと言うか聞いていて違和感を感じまして、自分としては「今日は普通に松岡騎手の好騎乗を評価してあげるべき」と考えています。スローペースの展開と馬場状況をみて前目のポジションをとったことが、最後の脚につながったわけで、これが前走の様なポジショニングだったら、結果も前走と変わらなかった筈です。実際、横山典騎手が騎乗したスリーミュージアムは最後方へ下げた後で捲って、最後は失速しています。これには枠番の影響もありますし、単なる結果論に過ぎないかもしれませんが、競馬はプロセスよりも結果が評価されるものだと思うのです。

今後の予定は「レース後の様子を見て最終的に決定」とのことでしたが、テンションが上がりやすいことと、夏場が苦手なタイプとのことから、山元TCに放牧にでる公算が高そうです。
なお、松岡騎手もレース後に「馬にスピードがありますので、身体がパンとしてくれば将来は芝でも力を出せるのではないか」とコメントされています。今日の結果は脚抜けの良い軽い馬場が味方したとも考えられ、自分としても何処かで芝を使って欲しいと思う気持ちは変わらないのですが、今回のレース結果からダートでの勝ち上がりが見えましたので、「まずはダートで結果を出して、それから芝を試す」と言う流れが今は常識的な判断になりそうです。


【おまけ】
ターフィーショップにて先行発売していた、ウマ娘の缶バッチをゲットしました。上段がウオッカ&ダイワスカーレットのライバル2人で、下段がメジロ家のご令嬢メジロマックイーンです。スぺちゃん・スズカさん・ゴルシは既に売り切れでした..。😅

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