1/13、小倉11R・愛知杯（G3・芝2000牝・ハンデ）に愛馬アレグロモデラートが出走しました。格上挑戦の重賞初挑戦でしたが、軽ハンデを活かした積極策を展開して４着に健闘する結果を残しました。
本走の馬体重は-2kg減の484kg。アレグロモデラートにとって初めての小倉輸送でしたが、中間で栗東TCに滞在をいれたことで、大幅な体重減は避けることが出来ました。一方で、テンションについては上がっていた様で、パドックで富田Ｊが騎乗してもヘッドバンキングを繰り返し、馬場入りするや否や返し馬に入ってしまいました。
レース後の情報に依ればゲート内でも落ち着きが無く、危うく潜りかけたとのこと。傍から見ていると好スタートを切った様に見えましたが、実際は「たまたまタイミング良く出られた」だけとのこと。次走に向けてはテンションを一度落ち着かせることと、ゲートの練習が必要かもしれません。
そう言うワケで、たまたま好スタートを決めたアレグロモデラートでしたが、鞍上が押し出すと二の脚も付き、先行３番手のポジションを確保します。実際は先頭が無謀なペースで単騎逃げをしており、これを無視すればアレグロモデラートは２番手の好ポジションから競馬を展開できたと思います。
一方でペース的には序盤が早く、中盤が遅かったことで、バックストレートで後方との距離が詰まってしまいました。ここで脚を溜めることが出来ましたが、51kgの軽ハンデを活かす意味では、ペースを緩ませずに行ってしまった方が後続馬には辛かったかもしれません。
３角を３番手のまま進入すると、４角までに先行馬を交わして先頭に立ちます。この時点では手応えも良く、勝利まで夢見る展開になりましたが、直線に入ると先行した分だけ末脚のキレが甘くなり、３頭に交わされて惜しくも馬券内を逃す結果となりました。
もっとも、軽ハンデとは言え、重賞初挑戦で４着に入ったことは、アレグロモデラートにとって価値のあるレースだったと思います。Target-JV補正タイムでは指数「92」でしたが、３勝クラスに換算すれば勝ち負けの狙える時計として評価が出来ます。実際はハンデの分だけ割り引く必要がありますが、十分戦える時計を残せたと思います。
レース後の武井師のコメントによれば「牝馬限定の重賞でしたが、内容の濃いレースだったと思います。この後については、美浦トレセンに到着後の状態次第で考えます。」とのことで、今後の予定は未定とされています。テンションの高さを考えると短期放牧を挟むものと思いますが、3/9に希少な牝馬限定ハンデ戦である中山牝馬Ｓが開催されますので、ここに使って欲しいと思います。久しぶりにアレグロモデラートを現地で応援したいと思います。