10/28、東京4R・新馬（芝1400牝）に愛馬スマイルコレクターが出走します。２歳出資馬の中で最大のおてんば娘が遂にデビュー戦を迎えることになりました。育成を開始した当初は、競争馬になれるのか如何かすら不安視された本馬ですから、ここまで育て、教育してくれた関係スタッフの皆様には感謝の言葉もありません。厩舎を出て育成場に向かう映像の中で、四つ足でホッピングする様子には正直不安を覚えましたが、一方でバネの凄さも際立っていたことを思い出します。
追い切りの時計は水準を優に超える数字が出ていますし、トラックマンからは◎～○の重たい印が貰えていることからも、本馬の高い潜在能力は疑うものではありませんが、それが競馬に行って出せるか否かはまた別の話です。
本馬の場合、「パドックでパニックを起こさないか」、「馬場入りして暴走しないか」、「ゲートを我慢して出られるのか」、「引っ掛からずに走ることが出来るのか」…etc、不安要素を上げたらばきりがありません。
只、「多少の出遅れや暴走ならば、飛び抜けた能力でカバーしてしまうのではないか？」と思わせてしまうところが、本仔の大きな魅力でもあります。馬群に揉まれても振り払い、前が壁でも割って入る様な、強い気性を見せてくれる気がします。
北海道・社台Ｆを送り出される際の牧場スタッフから「この仔はメチャメチャ走るか、全く走らないかの２つに１つ」の旨のコメントがあったことを良く覚えています。関係者の努力も有って、立派に２歳デビュー出来るところまで漕ぎ付けたワケですから、是非とも前者の結果が得られることを期待して祈りたいと思います。