9/10能勢特別:アレグロモデラートは課題のスタートをクリアして優勝

9/10、阪神9R・能勢特別(2勝クラス・芝2000)に愛馬アレグロモデラートが出走し、見事な優勝を飾ってくれました。

2勝クラスに昇格後、馬場入り後のイレ込みからスタートを出遅れる問題を抱えてしまった本馬ですが、この日は無難に初馬を決めることが出来ました。この日の勝因の全てはここにあったと考えても差し支えないと思います。

ポイントは幾つか考えられますが、最も大きかったのは小頭数のレースを選択し、更に偶数番を引けたこと。これにより如何に待たされても1~2頭の枠入りを待つだけで済みました。また、この小頭数レースを選択出来た背景には白井特別との重複登録を行っていたことが上げられます。陣営が用意周到に準備を怠らなかったことが、理想の条件で競馬が出来ることに繋がったと思います。

もう1つのポイントは富田Jと本馬とのコンタクトだと思います。富田Jがアレグロモデラートに騎乗するのは今回が3回目で、気難しいお嬢様気質のアレグロモデラートも漸く気を許してくれた様な気がします。これはウィナーズサークルで本馬が富田Jに頭をスリスリする様子が写真に撮られており、良好な関係が気付けていることは間違いなさそうです。

レース内容は、「先行して2番手をキープして、4角を回って逃げ馬を競り落とし、最後は追い込み馬の追撃を凌ぎ切る」と言う教科書的な展開でした。ラスト150M地点で伸び直して突き放した所にはアレグロモデラートの勝負根性を見ることが出来たと思います。

一方で、勝ち時計は然して優れたものではありませんから、昇級して苦戦は免れないと思います。ただ、3勝クラスになるとハンデ戦の設定が増えますから、今回のような美味しい条件を狙って目標を立てて貰えればと思います。もっとも、本馬は1勝クラスを勝利した時も、昇級して苦労するとおもいましたが、結局、何とかなってしまいました。この辺りは、相手なりに走ってしまう所のある馬なのかもしれません。

レース後の武井師からは「調教の良さをレースに結びつけることが出来て本当に良かったです。最近は馬体を絞りづらくなっているので、遠征競馬も合っているように思います。今日は馬も頑張ってくれましたし、鞍上も完璧な騎乗だったと思います。」のコメントがされています。

レース後も脚元に問題は出ていませんが、シッカリ走った分だけ疲労感が出ているとのことで、先ずはノーザンF天栄に放牧に出ることが決まっています。今後の予定は一息を入れてから考えることになりそうです。

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