6/10東京4R:レーヌドゥールは1年遅れのデビュー戦を16着

6/10、東京4R・未勝利(芝1800牝)にて愛馬レーヌドゥールがデビュー戦を飾りました。頓挫に次ぐ頓挫により3歳6月まで遅れたデビュー戦でしたが、既走馬を相手の厳しい戦いとなり、結果は16着となりました。只、展望ブログにて書いた様に、レーヌドゥールにとってこのレースの目標は「競争馬として普通に競馬が出来ること」でしたので、そう言う意味では及第点と言える内容でした。

先ず、注目していた馬体重は438Kg。最後に公知された馬体重は3/23の485kgでしたので、入厩してから約50kgの体重が減ってしまったことになり、これには流石に驚きました。只、本馬の場合、脚部の不安と気性面をケアして外厩での乗り込みが甘かった可能性が高く、厩舎でシッカリと仕上げられた結果がこの馬体重であれば、こちらがあるべき馬体重なのかもしれません。

少し瘦せ気味とは感じましたが、「ガレている」とまでは思いませんでした。只、馬体全体に張りが無く、毛艶も芳しく映りませんでした。そう言う意味では、ベストな体調ではなかったと思います。

一方で、懸念していた「パドックで暴れる」様な怪しい気配は全く無くて、寧ろ穏やかな印象すら受けました。情報に依れば「装鞍を厩舎で行った」とのことで、周回の途中では尾関師が入って2人引きを行うなど、陣営が相当慎重にケアは本当にありがたかったと思います。

なお、北村Jはパドックでは騎乗されませんでしたが、これが気性面を考慮したものなのかは、良く分かりません。馬場入りした後も、特にテンションの上がる様は気配は無く、暫し内埒沿いを歩かせた後、スムーズに返し馬に入って行きました。

そして2つめの不安材料のスタートですが、ゲートインを嫌う気配は全く無く、駐立もシッカリと出来ていたとのこと。スタートの反応も決して悪くは無かったのですが、一歩目からのスピードが明らかに遅く、隣の馬に前に入られると、無し崩し的に15番手までポジションを下げる形になりました。もっとも、これも「展望ブログ」に記載した通りの展開であって、想定の範囲です。

レースはそのまま省エネコースを脚を使わずに進め、4角を回った所でも15番手。ここまでの展開から脚は溜まっていた筈なので、外に出して何処まで伸びるかに注目しました。しかし、鞍上が外に出そうと左鞭を入れるも馬が内に刺さってしまい、外への進路が確保出来ません。これは馬群を割るのを怖がったのかもしれません。

仕方なく、前が壁になる形で前を追いましたが、ラストの坂に差し掛かるあたりで、失速。どうやらここでガス欠になった模様です。結局、見所の無いまま16着と言う結果に終わりました。

正直、この展開であれば最後に見せ場が欲しかったのですが、冒頭で記載した通り、「競争馬として普通に競馬が出来ること」が本走の課題であったとすれば、及第点はあげて良いと思います。

この辺りについて、尾関師からは「まずは第一関門というかデビュー戦を無事に終えられたと思います。」のコメントがされています。そして「ハードルを上げた言い方をするとちょっと物足りなかった。」旨のコメントもあり、これは正直な感想であって、本馬の能力をある程度期待していたことを示しています。

実際、調教の時計から見れば、最後はもう少し走れても良かった筈で、この辺りはデビュー戦で「初めて」を山ほど経験して、馬が一杯一杯だったのではないかと想像しています。また、馬の状態自体もベストでは無かった様に見えましたので、経験値を積んだことと、一度リフレッシュすることで、次走は確実に上積みを期待できると思います。

もっとも、上積みが期待できると言っても「中央競馬で勝ち上がれるか」と言えば、その展望は持ち難いのが事実です。只、これに関してはYGGと言うクラブが地方競馬に明るいことが重要で、一旦地方転出した上で中央復帰を探る道を選ぶ道が具体化出来ます。本馬の場合は「競争馬になれること」が最大の課題であり、そこに結果を出してくれた陣営には感謝しかありません。

次走の予定は明らかにされていませんが、残る未勝利戦の期間と地方転出を視野に入れる以上、中距離ダートを試すことになると思います。出来れば次々走あたりで地方交流戦を使えればベストだと思います。

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