12/18高砂特別:ルヴァンヴェールは見所の無い殿負け

12/18、阪神9R・高砂特別(2勝クラス・ダート1200)に愛馬ルヴァンヴェールが出走しましたが、全く内容的に見所の無い競馬で殿負けを喫してしまいました。

本走の馬体重は+10Kg増加して504Kg。本馬のベスト体重は500Kgを割る位だと思うので、少し重たい気もしますが、輸送を含めて許容範囲ではあったと思います。

恐らく、今回の陣営の作戦は先行して粘り込みを図ることにあったと思います。実際にスタートは反応良く決めて、先手を取れそうな雰囲気もありましたが、2勝クラスでは二の脚のスピードに劣ってしまいます。下り坂も含めてスピード負けしてしまい、前に入られて4番手に収まりました。やはり、先手を取り切るには、1200M戦のスピードは本馬には速すぎますし、それが下り坂スタートの阪神では猶更でした。

3角を4番手で回ると既に手応えが怪しくなり、4角出口では7番手に後退。あとは抵抗すらできずに殿まで後退してしまいました。一見すると、逃げ馬が脚を無くして敗れ去った形ですが、逃げることすら出来ずにこの負け方では、正直、「レベルの違う負け方」と言わざるを得ません。実際、本馬の持ち時計ほども走れておらず、競馬の内容は1勝クラス時よりも後退していいます。

正直な気持ちとして、このレースを向かえるにあたって成績の改善する展望はありませんでしたので、今回の結果も特にショックなものではありませんでした。Target-JVの補正タイムで見ても、2勝クラスで戦えるだけの指数面の裏付けは無く、何かしらの策を講じない限り現級で戦い続けるのは厳しいと考えざるを得ません。

レース後の竹内師のコメントによると「2勝クラスの短距離戦はペースが速く、現状のルヴァンヴェールには忙しいように思います。昇級後は同じような成績が続きましたので、距離延長も含めて検討します。」とのことで、漸く距離延長に踏み切る模様です。

問題は「どの様に脚質転換を図るのか?」ですが、個人的には1400M程度への半端な延長では状況の打開は難しいと思っており、やるならば1800Mまで延長して、「確実に逃げた後でペースを落とす競馬」を試して欲しいと思います。
幸いと言うか、以前と違って去勢後は折り合いが着く様に変わっていますので、必ずしも1800が走れないとは限りません。血統的にエスポワールシチー産駒は阪神ダート1800で良績を残しており、試して見る価値はある様に思います。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする