11/5土湯温泉特別:アレグロモデラートは8カ月の時を経て連勝

11/5、福島9R・土湯温泉特別(1勝クラス・芝2000牝)に愛馬アレグロモデラートが出走しました。デビュー4戦目で未勝利戦を突破し、さぁクラッシックを目指そうと意気込んだ矢先にフレグモーネを発症。これを拗らせてしまったことで、8カ月もの休養を強いられることになりました。

その長期休養明けとなる本走の馬体重は+14Kg増加した484Kg。二桁の体重増加となりましたが、パドックを周回する姿に太目感は全く無く、純粋に成長分と考えて良さそうです。

レースは久々を感じさせない綺麗なスタートを切ると、鞍上が軽く促して先行ポジションを取りに行きます。しかし、ここでトラブルが発生。内枠から先行した馬の進路が定まらず、左右に寄れて走ったことで、アレグロモデラートは左右から挟まれてしまい、進路を失う形になりました。上手く鞍上が抑えてコントロールしましたが、この時は本馬も頭を上げて、相当エキサイトした様子でした。

それでも、1角に侵入するころにはなんとか折り合いがついて、外寄り5番手のポジションで1角~2角を回ります。この間のパトロールビデオを見ると、何度か頭を上げる素振りをみせているのですが、レース後の富田Jからは「1角以降はスムーズでした」のコメントがあり、然したる問題ではなかった様です。只、遅いペースに馬が行きたがったことは間違いないと思います。

本当の意味で走りがスムーズになったのはバックストレートの後半からで、鞍上が外を回してポジションを取りに行くと、4角の出口では横並びの3番手に進出。ここからは先に抜け出した1人気馬との叩き合いになりましたが、最後にゴール前で一伸びした本馬の頭差の勝利となりました。

一気に差し切るだけの末脚はないので、正直、ドキドキのゴール前でしたが、富田Jのコメントによれば「併せてからの手応えも余裕がありました。」とのことで、どうやら鞍上は終始余裕で競馬をすることの出来ており、実態は完勝だった模様です。

これで、長期休養を挟みながらも未勝利戦と1勝クラスの連勝となり、未だ本馬の底は見えていません。特に右回りの2000Mを舞台に、早めの仕掛けから持続力で勝負する競馬に切り替えてからは完勝が続いています。ここまで来たら、斤量の有利な3歳の間に準オープンまで上がってしまいたいところです。

只、今回の時計だけをみれば、昇級して次も勝ち負けできるレベルではありません。2勝クラスを勝ち上がるには1秒程度の上積みが必要と考えられます。そして、本馬にはその余地が十分にある様に思われます。

・休養明けの馬なり調整で、メイチの仕上げにはなかった。
・1つ使って次こそが本番。
・1勝クラスのペースは本馬には遅かった。流れる方が競馬がし易い。
・実は落鉄をしていた。
・余裕をもって外々を回す競馬をしていた。

これらの要素を考慮すれば、次走に向けての上積みは十分期待できますし、富田Jの「クラスが上がった方が競馬しやすいと思います。」のコメントはペースのことを指していると思われます。

一方、レース後の武井師からも「力通りの強い競馬で期待に応えてくれましたし、上のクラスでも通用すると思います。」の自信のコメントが出ています。次走について具体的な目標は示されていませんが、「暮れの中山開催を目標にしたいと思います」とのコメントから察すると、12/10の中山・2勝クラス(芝2000牝)の条件戦が有力候補となりそうです。

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