GF出資馬の近況 2022/11/3

GF出資馬の近況 2022/11/3:ローズボウル, アレグロモデラート, ダイヤモンドフジ, スマラグドス


1.ローズボウル

10/29、伊勢佐木特別(2勝クラス・ダート2100)に出走。注文通りの先行する競馬を展開しましたが、既に4角で手応えが怪しくなる状況で、最後は失速してしまいました。

レース後も脚元に問題はないとのことですが、本馬の能力に対して明らかに負け過ぎの結果でもあり、一旦仕切り直す意味を含めて山元TCに放牧に出されています。次走は中山で使う方針が示されていますが、時期については語られていません。状態優先で出走を決めることになりますので、来年の復帰も十分あり得ると思います。

2.アレグロモデラート

11/5の福島・土湯温泉特別(1勝クラス・芝2000牝)への出走が確定しています。11/2には美南Wで最終追切が実施され、85.0-67.8-52.4-38.2-24.6-11.8(位置2,馬なり)を計時しています。既に先週の時点で体制は整っていたことから、息を整える程度の乗り込みであったとのこと。復帰後の追い切りは全て馬なり調整に留められている点に不安を感じないこともありませんが、馬なりでラストが11秒台であることから、上積みは期待できると思われます。現在の馬体重は496Kgで、輸送減りを考慮しても前走から2桁増加での出走になりそうですが、3歳の長期休養明けであることを考慮して、成長分と考えることは十分可能です。

3.ダイヤモンドフジ

11/4、園田5R・C2クラス(ダート1400)への出走が確定しています。鞍上はゲート試験でも跨って頂いた下原Jが務められます。中央では芝1200への出走が殆どで、距離1400は1度しかありませんし、ダートに至っては初めてのレースになります。

そう言う意味では、不確定要素の多いレースとなりますが、ダートに関しては「芝よりも適性が高い」まであると考えています。中央では芝で惜しいレースを続けたことから、ダートを試すチャンスを設けることが出来ませんでしたが、ミッキーアイル産駒の牡馬はダートの短距離の条件が最も高成績を残しています。また、母マウントフジもダートの短距離で良績を残しています。ちなみに、マウントフジの初勝利は園田の交流戦であり、その際の鞍上は下原Jが務められたと言う良い流れがあったりします。

4.スマラグドス

10/26のラジオNIKKEI杯・京都2歳S(G3・芝2000)への出走を目標に、栗東TCに帰厩して本格的な調整を開始しています。11/3、栗CWで帰厩後最初の時計になる所を乗って、83.1-67.3-50.9-36.1-23.1-11.8(馬なり)を計時しています。1本目の追い切りから速い時計は必要ないことから、終いだけ伸ばす指示で単走にて追い切りが行われましたが、4Fを50.9の好時計で上がってしまいました。これを馬なりで出してしまうあたりに、本馬の非凡さが伺えるところです。

西園師のコメントに依れば「軽く気合を付けると反応良く動いてラストまでしっかり脚を伸ばしてこの時計でした。そう大きくない馬体のどこからこのパワーを繰り出してくるのか、不思議に思わせるほどの動きです。」との高評価をされています。レースまで、あと3週間あることから、本格的な時計は来週以降に出されることになりますが、今からどれ位を出して来るのか楽しみでなりません。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする