GF出資馬の近況 2022/9/15

1.ローズボウル

美浦TCに帰厩して調整を開始しています。9/15、美南Wで1本目の追い切りを実施して、70.5-54.1-38.7-12.4(強目に追う)を計時しています。然して目立つ時計ではありませんが、ローズボウルは基本的に追い切りの時計の出るタイプでは無いことから、今回の時計で既に前走時並みと考えることも可能です。林師のコメントに依れば「道中は大外を通って先行し、直線で一杯に追い切りました。並走馬に若干遅れていますが、動きタイムとも悪くなかったです。」とのこと。

なお、目標レースには10/10の昇仙峡特別(東京・ダート2100ハンデ)が予定されています。注目の鞍上は未発表です。

2.ルヴァンヴェール

9/10の中京・2勝クラス(ダート1200)に出走しましたが、超絶高速馬場に対応が出来ず、11着に沈んでいます。レース後も脚元に問題は無ありませんが、権利を失ったことで、短期放牧を挟んで阪神か新潟を目標にするとのこと。なお、今回の大敗は極端な馬場状態に原因があると考えて、参考外と考える模様です。

3.アレグロモデラート

ノーザンF空港にて引き続き調整が行われています。フレグモーネによる影響は既に完全に無くなっており、坂路で14-14の強めも開始されています。牧場スタッフのコメントに依れば「乗り込むにつれて馬体に張りが出て状態が上向いてきた感じです。このまま順調なら9月下旬に移動の目処を立てられるかもしれません。」とのこと。

ここまでに随分と時間を要してしまいましたが、この状況ならば11月初にはレースに復帰できる様に思います。11/5の土湯温泉特別(福島・芝2000牝馬)辺りが目標としては面白いのではないでしょうか。

4.ヴァロンダンス

矢状骨折からの自然治癒を図るため、ノーザンF空港にてリファビリを続けています。現在の運動メニューはトレッドミルで24Kg/h~32Km/hのスピードのキャンターを行えるところまで回復しています。来週あたりから騎乗運動も開始予定とのことから、概ねアレグロモデラートよりも1か月遅れの復帰ペースト言えそうです。年内の出走は絶望的な状況と思いましたが、これならば、11月末には復帰が叶うかもしれません。

5.ダイヤモンドフジ

地方競馬から中央復帰を目指す方針が確認され、園田競馬の田中一巧厩舎に預託されることが決まりました。現在は岐阜県の山岡TCにて調整が開始されています。牧場スタッフのコメントに依れば「現況の馬体も寂しく映るので、ハッキング運動をしながら、徐々に馬体を増やしていきます。」とのこと。

一方、田中師からは「馬の体調を確認しながら入厩時期を検討し、年内2勝の中央復帰条件をクリア出来るよう頑張ります。」とのコメントが出ています。移籍先が園田に決まり、編入されるクラスが注目されます。中央の賞金をそれなりに積んでいる本馬なので、C2組の上位に編入されるのではないでしょうか。半端な入着を繰り返すと、復帰条件をクリアする前に、クラスアップをしてしまう可能性があり、ここは2連勝を狙いたいところです。

6.スマラグドス

9/25の中山・新馬戦(芝2000)にて、松山Jを鞍上にデビューが予定されています。9/15、栗CWで1週前の追い切りが実施され、94.8-77.8-63.8-50.3-36.4-22.9-11.5(位置6,稍一杯に追う)を計時しています。先週の追い切り時計も目立つレベルの好時計でしたが、今回の時計は超絶好時計と言える内容です。6F77.8が全体時計として2歳馬離れしている上に、2ラスト2Fを22秒台で上がっている点が驚愕です。全体が速い上に、末脚が切れることで、併せた2歳僚馬をラスト1Fで1.3秒も突き放してしまいました。

この結果を受けて西園師からは「追い出すと相手の馬を1秒ほど突き放してゴールしました。タイムも6ハロン77秒8で、ラスト11秒5のすばらしい数字で、本当に楽しみになってきました。」のコメントがされています。ここまで来たら、何とか関西馬が出られる様に枠が空いてくれることを祈るのみです。

7.ゴールドケープの2021

社台ファームに移動して育成が開始されています。現在は環境に慣らしている段階で、馴致と言える所までは進んでいません。同じ放牧仲間の仔馬と一緒に移動して来たとのことで、比較的、環境変化にも対応が出来ている模様です。現在の馬体重は462Kgで、8月初に比較して-5Kg減っていますが、これな移動による影響と考えて問題は無いと思われます。

8.エイシンバンバの2021

馴致を開始するため、ナスノファームから武田ステーブルに移動を完了しています。数日で落ち着きを取り戻したとのことで、現在は初期馴致が開始されています。牧場スタッフのコメントに依れば「少し我の強い面はありますが、ここまで順調に来れていますので、近々集団調教へと移行する予定です。飼い葉喰いも問題ありません。」とのこと。現在の馬体重は445Kgで、8月初に比較して-16Kgの減少になりますが、これは移動による影響と考えて良いと思います。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする