6/12東京6R:スズナミは4枠5番

6/12、東京6R・未勝利(芝2400)に愛馬スズナミが出走します。前走を同条件で出走して6着に敗れた本馬ですが、7週間の間を空けての復帰戦になります。権利の有無に関わらずローテーション的には5/21の同条件レースに出走することが可能でしたが、陣営は敢えて間隔を空けて本走に臨むことを選択しています。これは軽量の馬格から続戦が厳しい本馬の弱点が表面化していると言えそうです。

そう言う意味で、ここからのレースは1戦1戦が重要な意味を持って来ます。恐らく、未勝利戦の間にスズナミの出走は今走を含めて3~4回になる筈であり、この全てで勝ち筋のある競馬をしなければなりません。

一方で、ここまでのスズナミの成績は、Target-JVの補正タイムの最高値が「92」ですので、勝ち負けには0.8秒も足りていないことになります。即ち、この0.8秒を埋める可能性のある競馬をしなければなりません。

ここでスズナミのストロングポイントを考えると、意外に切れる末脚であり、直近4走は全て34秒台で上がっています。今回の相手関係を見ても、コンスタントに34秒台の上りを使える馬は見つかりません。しかし、問題はこの4走が何れも控える展開からの競馬であったこと。「前半で脚を貯めた分だけ末脚が使えただけ」と言われてしまうと見も蓋もありません。

一方で、「前目で競馬をしたときに何処までの末脚を使えるのか?」と言う疑問も明らかになっていません。これまでのスズナミのレースはラスト3Fの位置で先頭から1秒以上離されたポジション取りになっています。特に前走に至っては1.6秒も離されており、これが「全くノーチャンスの競馬をした」と断じているところです。

今回も永野Jが継続騎乗されますが、ワンチャンでも勝ち筋を残すためにはラスト3Fの位置を先頭から0.5~0.6秒の範囲にキープすることが必須です。ポジションで言えば4~5番手確保して、「後は末脚を信じるのみ」と言うことです。これで脚が上がってしまうならば、それは本馬の能力の限界と割り切るよりありません。

この距離のレースでは優先権に意味はありませんから、2着以下は何着でも同じです。割り切った騎乗を期待します。

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