GF出資馬の近況 2021/12/17

1.アレグロモデラート

12/19の中山・未勝利(芝1800牝)への出走が確定しました。鞍上は関東のリーディングジョッキー、横山武Jに乗り替わりになります。

12/15、美南Wで最終追切を実施して、68.7-52.8-38.7-12.4(馬なり)を計時しています。これまでの様な猛時計ではありませんが、キッチリと加速ラップを刻んでいます。併せ馬とは言え、後続に2.4秒先行してスタートしており、実質的に単走と言える内容です。この辺りは折り合いに配慮されたのかもしれません。

武井師のコメントに依れば「直線は強めに追った相手馬に対し、こちらは引っ張りきりで併入し、とても良い動きでした。道中の息使い息の入りも良く、良い状態で出走できそうです。」とのこと。

2.スズナミ

山元TCにて放牧中です。現在の運動メニューはトレッドミルから騎乗運動に移行したところで、坂路1本をキャンターで登坂しているとのこと。現在の馬体重は422Kgで、夏季放牧時の馬体重まで戻っています。出来れば更なる上積みが欲しいところ。牧場スタッフのコメントに依れば「今回は3連戦の疲れや、母サザナミ似の気性の荒さも出てきましたので、しっかりとケアしながら立ち上げていきます。」とのこと。本馬の距離適性は1800近辺と想定していますので、母程に気性が強くなってしまうのは嬉しくないかもしれません。

3.ヴァロンダンス

ノーザンF天栄にて放牧を継続しています。現在の運動メニューは週2回の坂路と週1回の周回コースの内容。指摘されている歩様の硬さは、右前が多少気になるものの脚の捌きには悪くないとのこと。牧場スタッフのコメントに依れば「体調も良く、月末から年始にかけて帰厩の声が聞こえて来るかもしれません。」とのこと。

天栄と厩舎の力関係が良く分からいところですが、前走以降、厩舎からのコメントが出ていない点からすると、主体は外厩側にある様に思われます。馬体重は455Kgまで順調に増えて来ており、この調子ならば馬体を厚くすることに今しばらくの時間を掛けた方が良いのかもしれません。本馬については、能力の片鱗は確認されていますので、春に一回り大きくなった姿を見せて貰えればそれで構わない気がします。

4.ダイヤモンドフジ

ゲート再審査に合格した後、宇治山田優駿Sにリフレッシュ放牧に出ています。これまでのチャンピオンヒルズに戻らなかった点は気になりますが、坂路を18-17で乗り込まれており、今週からは15-15に移行する予定とのこと。

本馬についても能力は既に確認出来ており、課題は気性面を拗らせないことだけです。なんとか気性の成長を待ちたいところです。宮本師のコメントによれば「年明けに帰厩させて小倉開催の芝レースに向かいたいと思っています。」とのこと。

5.ローズボウル

山元TCにてリフレッシュを兼ねた調整が続けられています。既に坂路13秒を切るペースで登坂しているとのことで、16日の検疫で美浦TCへの帰厩が決まっています。
直近3走が何れも勝ち切れないない競馬が続いたことから、砂を被らせない為に外を回す競馬だけではなく、懐の広い競馬が出来るように育成が行われており、調教レベルではキックバックも気にすることなく走れていたとのこと。

次走の目標は1月の中山(ダート1800)と発表されており、ここに来て戦略を変えてくる模様です。これまでの作戦を継続して、取り敢えず手薄なダート2400で1つ勝ってしまうのも手だと思うのですが、如何なものでしょう?近走で勝ち切れなかった要因としては、鞍上の技量の問題が大きかったと思うのですが..。

6.ルヴァンヴェール

ケイツーSにて放牧中です。現在の運動メニューはキャンター3000~4000と週2回の坂路を15-15ペースで乗られており、特に緩めることなく状態を維持されている模様です。復帰目標は東京開催に置かれており、1/10の3日開催明けの帰厩を予定しているとのこと。

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