5/22東京6R:ローズボウルは内容のある2着

5/22、出資馬ローズボウルは東京6Rの3歳1勝クラス(ダート2100)に出走しました。本レースに向けて、3ヶ月の時間を掛けて万全の態勢で調整を行ってきた本馬でしたが、追込み馬に最後に差されてしまい、勝ち切ることが出来ませんでした。

本レースの馬体重は-2Kg減った506Kg。今回も砂除けのホライゾネットを着用しています。本馬を直接パドックで見るのは初めてでしたが、立派な馬体に対して今一つ覇気の見えない雰囲気に映りました。これは個人的な想像ですが、本馬は気性的にあまり煩くない、落ち着いた性格の様に感じました。

レースの展開は事前の想定とは違う形になりました。15番枠を引いたことで、無理に先頭集団に付けなくても外から被されて砂を被るリスクは無いことから、中段より前目くらいのポジションをキープしてバックストレートから捲る展開を予想していたのですが、鞍上は前走と同様に積極的に前に出して先行集団を確保しました。

これはこれで早々に砂を被らない形は作れたので、必ずしも悪い結果では無かったと思いますが、コーナーを4頭分外で回った分は明らかな距離ロスになりました。この辺りも最後まで楽な競馬をした勝馬との差に繋がったかもしれません。

レースは2~3番手をキープしてバックストレートを流しましたが、ここで大きな想定外が発生しました。6番の馬が馬場のかなり外目から捲って来て、ローズボウルの外から被せる形で前に入ってしまいました。明らかに無理筋であり、(その後失速していることからも)何をやっているのか全く不可解な競馬でしたが、少なくともローズボウルに対する「嫌がらせ」であれば、最も効果的だったかもしれません。😠

予定よりも早くペースを上げられてしまった上に、砂を避けるために外に切り返す必要が生じてしまいました。それでも、4角の出口では外から進路を確保し、直線でシッカリと追い出しました。途中で5番の馬に迫られましたが、これは気迫で追い落とし、「これで勝った!」と思った瞬間、後方から終始楽な競馬をしてきた2番ダノンブレッドにゴール前で差されてしまい、2着に敗れてしまいました。

結果だけを見れば「勝ち切れなかった」と言うことになりますが、1人気馬らしく「自ら競馬を作って勝ちに行った結果」としては十分に評価の出来る内容であったと思います。勝利したダノンブレッドの強さを疑うものではありませんが、内容的に最も強い競馬をしたのはローズボウルの方であったと考えています。

陣営としては必勝態勢で臨んだだけに想定外の結果であったかもしれませんが、「前走の大勝がフロックではなく、現級を勝ち抜く力は普通に有している」ことを確認出来たことは意味があったと思います。

林師のコメントによれば、「次走は上のステージを考えていたので、気持ちを切り替えて、状態次第で同条件に続戦させるつもりです。」とのことで、やはり負ける気はサラサラ無かったことが判ります。もし、今回勝利していたら何処に向かうつもりであったのか、伺ってみたいところですが、個人的にはJDDを狙うつもりであったと想像しています。

もし7月初のJDDへの出走を目標とするのであれば、6月の前半で1勝クラスを抜けてしまえば、ワンチャン出走の目は残ります。その場合、選択肢は6/13の東京・ダート2100で勝利するよりなく、6/26のレースではJDDに間に合いません。今回のレースを首尾よく勝ち切れなかったことで、計画に狂いが生じてしまいましたが、次走は古馬混合戦となり、-3Kgの相当有利なハンデで戦うことが出来ます。キッチリと勝ち抜くことが出来れば、先の展望は開ける筈です。

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