3/17船橋8R:ラインオブフェイトは格違いの優勝

3/17、ラインオブフェイトは船橋8Rの交流競走(ベストビット特別・ダート1600)に出走し、他馬とは格の違いを見せつける内容で見事に優勝を果たしました。

前走で謎の失速から大敗を喫したラインオブフェイトですがパドックで見せた姿は相変わらず見栄えのするもので、前の馬を追い越す勢いで外目を周回していました。馬体重は前走から-2Kg減って470Kg。

レースは最終枠入れから無難なスタートを切り、そこから鞍上が気合を入れると、1角までに先頭を奪い切ることが出来ました。このレースの懸念材料は不安定な気性と外枠の不利でしたが、1角までに逃げる形を作れたことで後を安心して見ることが出来ました。時として「二の脚が冴えない」とも評されたラインオブフェイトですが、この日の走りは見違える内容でした。これは相手のレベルもありますが、400Mの距離延長でペースが緩んだ点が大きかった様に思います。

バックストレートに入ると鞍上は完璧な溜め逃げの体勢に入り、余裕をもって4角を回ることが出来ました。出口では地元の人気馬に追い上げられましたが、鞍上は余裕を感じていた様で、セリ掛けられることもなくそのまま突き放すと1馬身半の差を保ったままゴール板を駆け抜けました。

このレースの勝因は幾つか考えられますが、先ずは森Jの好騎乗が目に付きました。1人気馬らしい積極的な競馬からハナを奪うと、見事な溜め逃げでペースを作ってくれました。
2つ目のポイントは距離の延長です。中山ダート1200の忙しい序盤から解放されたことで、自らのペースで走ることが出来ました。逃げながらも折り合いはついており、1600を普通に対応することが出来ました。この調子で1800まで延長できれば、番組選択の幅が大きく広がります。

実際、このレースの勝ち時計1:42.8は稍重で行われた月曜メインのB2特別の時計より0.6秒も早く、中央の1勝クラスでも十分に戦える内容を示したものと思います。こうなると今後の展開に期待を膨らませてしまうワケですが、一か月のリフレッシュ放牧を挟んで5月初の復帰を想定すると、イマイチ適当な番組が見つかりません。

今回のレースを見ても、「ラインオブフェイトは芝スタートには向かない」ものと思われるので、東京ダート1600は避けたいところです。個人的には中京ダート1800で逃げる展開が嵌る様に思うのですが、この条件が開催されるのは5/16まで待たなければなりません。

もしくは、5月中旬まで間を開けるならば5/15のわらび賞(新潟ダート1800)が視野に入ってきます。本コースはレパードSの舞台でもあり、「将来に備えて慣らしておく」と言うのも夢が有ってワクワクします。

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