12/5中山4R:ローズボウルは内容のある3着

12/5、愛馬ローズボウルは中山4R・未勝利(ダート1800)に出走して3着となりました。馬券に絡めたことは望外の結果でしたが、それ以上に内容的な収穫のあるレースだったと思っています。

まず、レース展望のブログに書いた様に、本レースでは「1角を8番手より前で侵入できるか否か」に注目をしていたワケですが、結果は5番手。ぶっちゃけ、期待を上回る走りを見せてくれました。但し、詳細をみれば「伸びあがり気味のスタート」で出遅れてしまい、外枠の馬に前に入られており、お世辞にも良いスタートではありませんでした。
ここは鞍上が切り返す形で空いた外側に進路を確保し、積極的にポジションを取りに行ったことが大きかったと思います。なお、見方を変えれば「前をカットされても怯まずポジションを下げなかった」と言うことも出来るワケで、過去2走からの進歩が見えたと思います。

このままレースは5~6番手をキープしたまま4角を回り、ラストの直線では前の3頭を交わして3着を確保することが出来ました。時計だけ見れば、勝ち馬とは2.2秒、2着馬とも0.8秒もの差が付けられており、安堵できるレベルでは無い様に思えますが、これは「前2頭が速すぎた」と考える方が自然です。実際、Target-JVで今走のローズボウルの補正タイムを見ると「97」まで出ており、これは勝ち負けレベルにあと0.3秒の所まで来ていることを示しています。

そして、本レースを振り返るとこの0.3秒を詰める余地は十分に存在することが判ります。まず、パトロールビデオを見ると、最後までトラックの5頭分外側を走り続けていました。これはキックバックを避けた影響と考えられますが、流石に距離損が多大でした。

さらに、終始大外を走ったにも関わらず4角で大きく外に振られています。これは内側の馬が膨らんだ影響であり、この不利がなければ時計は確実に縮んでいました。

また、直線では右側に刺さってしまい、鞍上が安心して追うことが出来ない様に見えました。この右に刺さる癖は前走の直線でも見られましたので、陣営には矯正をお願いしたいところです。

一方で褒めてあげたい最大のポイントは、「息の入らない展開にも関わらず、最後まで粘って逃げ馬を捉えたこと」だと思います。今回の展開でも上りの時計は4位が出ており、十分に強い競馬を見せてくれたと思います。そして、これだけのスピードの持続力があるならば、更なる距離延長も可能であると思います。年明けの東京開催からはダート2100の番組が設定されており、相手関係も甘くなりますから狙い目と言えるかもしれません。

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