出資馬の確認:ハンドオブフェイトの2018

この度、YGGオーナーズクラブの2019年度募集馬である「ハンドオブフェイトの2018(ラインオブフェイト)」に出資することを決めましたので、その判断の根拠について備忘録として書き残しておきます。

ここで、本旨である本仔の評価を始める前に、セカンドクラブとしてYGGオーナーズクラブを選択するに至った事由について記しておきます。

・様子見が可能なクラブであること。
・入会金が不要であること。
・小口(1/1000)でお試しができること。
・元出資馬のシンラバンショウの仔が今年募集されること。
・グリーンFの2歳馬から出資候補がいなくなったこと。
・スターリーパレードの引退で維持費に余裕が出たこと。

ちなみに今回の入会は2口(1/500)としました。本当はもう少し行きたい気持ちもあったのですが、シルクや東サラの様な1/500クラブの感覚を知るためにも、今回は1/500に留めています。


ハンドオブフェイトの2018の出資判断

本仔についての評価は既にここで書いていますので、以下ではこれの補足を行います。

■プロフィール

父   :ディスクリートキャット
母父  :ジェイドロバリー
性別  :牝馬
毛色  :栗毛
FN  :A4
誕生日 :2018/2/28
母年齢 :14歳
厩舎  :(美浦)田島俊明厩舎
生産  :奥山博
募集総額:1400万円

■牝系・血統

全兄にオープン馬のキズマの居る牝系ですので、配合的な不安要素はありません。問題は母馬の仔出しがあまり良くない点にあります。不受胎を含めて隔年ペースでしか産駒を出せていません。また、フェデリコテシオ理論に拠れば母の基礎体力値の低さが懸念材料であり、これがキズマの後に活躍馬を出せない状況に繋がっていると考えることが出来ます。

元々、本仔の母馬はダーレージャパン所有の繁殖牝馬でしたが、奥山牧場に売却されて、産まれた仔馬が本仔になります。このタイミングでディスクリートキャットが日本に輸入されたことは本母馬にとっては幸運であったと思います。

フェデリコテシオ理論的には、「基礎体力値の低さは前年の空胎によって緩和できる」と考えられるので、無事に成長できた本仔は健康面でのリスクはある程度クリアできたと考えています。

■馬体と歩様

これまでの自分の出資馬の選定において、「歩様は分からないので判断材料としません」と言い続けて来たのですが、本仔に関しては完全に宗旨替えをして、歩様を評価して最終的な出資判断に至りました。もし、本仔が期待通りの成績を残してくれるならば、今後の出資馬の判断には馬体と歩様のプライオリティを上げて行くことになると思います。

まず募集時の駐立写真を見ると、トモに幅があり、前も後ろも筋肉の張りが確認できます。幅のある半膜半腱様筋が好印象。短くて太い繋ぎはダート向きに見えます。

歩様は全体的に柔らかく、後肢の可動域は広く見えます。曲飛気味なところは気になるのですが、その割に飛節は伸びています。一方で、前肢の出はもう少しスムーズだったら良かったと思います。そして、本仔で最も目を惹くのが柔らかそうな筋肉です。トモのプルプル感を今回は高く評価しています。

■まとめ

母の仔出しの悪さや厩舎の成績をみると出資に躊躇する部分のある本仔ですが、それを補って余りある動きの良さを評価して最終的に出資判断に踏み切りました。あとは、フェデリコテシオ理論から優先祖先がMAX活性のジェイドロバリーである点も個人的な評価ポイントになっています。

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