出資馬の近況 2020/2/6

1.レーヌジャルダン

2/15の東京・1勝クラス(芝1600)への出走に向けて美浦TCにて調整中です。2/6、美南Wにて1週前の追切を武藤騎手を背に実施して、70.5-55.1-40.4-13.6(馬なり)を記録しました。強目の3歳未勝利馬と内から併せて、0.4秒追走して0.4秒先着しています。鞍上の武藤騎手のコメントに依れば「直線での反応も良く、終いの伸びも良かったです」とのこと。今走では主戦の三浦騎手が騎乗不可能なことから乗り代わりに注目をしていましたが、調教に跨ってくれたことから武藤騎手へ乗り代わることになりそうです。掲示板を外せばこれで引退のレースであり、重賞も行われる東京開催ですから、リーディング上位の騎手の確保も可能だろうと思うのですが、厩舎には最後まで残念な対応に終始されることになりそうです。(注:決して武藤騎手にダメだしする話ではありません。個人的に武藤騎手の思い切りの良い騎乗は好きだったりします。)

2.アメリカンツイスト

1/22より、山元TCにてリフレッシュ調整中です。既に乗り運動が再開されており、坂路で15-15のメニューを順調に進められています。馬体重は497Kgまで回復し、このまま入厩まで進めてゆくとのこと。中館師のコメントによれば、次走は2回中山の3週目を目標とする模様です。

3.スターリーパレード

中京開幕週への出走を目標に栗東TCにて調整を続けています。2/6、栗東坂にて追切を実施して、56.4-39.4-25.2-12.2(一杯)を記録しています。僚馬ストロングライン(古馬2勝,一杯)と併せて、0.7秒追走して同入を果たしています。全体時計は然したるものではありませんが、ラスト1ハロンの12.2秒は頑張れている様に思えます。西村師のコメントに依れば、「少しズブいところを見せていましたが、最後はがんばって走っていました。」とのこと。目標レースは中京・1勝クラスのダート1800または1900が予定されています。直近3レースは2400~2500の距離で一定の結果を残して来ましたが、自分の見立てとしてはスターリーパレードの適性距離は、半兄ジュンスターホースと同様のマイル+αと思っていますので、今回は一段成長した姿を見せて欲しいと思います。

4.ルヴァンヴェール

1/16の東京・未勝利(ダート1300)への出走を目標に美浦TCにて調教が続けられています。2/5、美南坂で追切を実施して53.2-37.5-24.7-12.5(強めに追う)を記録しています。半マイルを53秒台でまとめ、上り12.5は評価しても良いでしょう。僚馬ユイノチョッパー(古馬1勝・強め)を2.0秒追走して同入を果たしており、状態はなかなか良さそうです。只、問題は「依然として周囲を気にする仕草を見せている」と言う点で、走りに集中しきれていない様子が伺えます。まぁ、集中せずにこの時計が出ると言う点を評価すべきなのか否かは悩みますが..。今回はブリンカーを試すとのことですが、それと合わせて鞍上の確保も気になるところです。

5.ナショナルアンセム

先週あっさりとゲート試験に合格を果たしてくれたナショナルアンセムですが、その後も状態に変わりはなく、引き続き在厩のまま競馬に向かうことになりました。2/5には美南坂で追切を実施して、53.2-38.2-25.2-12.7を記録しています。ハミをリップチェーンに買えたことで、スムーズに動けるようになったとのこと。全体時計をルヴァンヴェールと同じ53.2でまとめた上に、ラスト2ハロン25.2を馬なりのまま計時していると言う点から、新馬としては優秀なレベルと考えて良いと思います。

そして気になる目標レースについては、矢野師のコメントによると「芝のマイル戦が合っていそう」とのこと。ここで、コメントの通りマイルを目標にするのであれば、既に新馬戦に芝1600の番組はありませんので、未勝利戦でのデビューすることになります。1800で使えるのであれば新馬戦もまだあるのですが、ここは矢野師の眼力を信頼したいと思います。只、芝1600を目標に置くのであれば、枠番に有利不利のある中山ではなく、東京開催の間にデビューして欲しいと思います。

最後に余談です。最近「フェデリコテシオの血統理論」に嵌っているのですが、この理論を用いてナショナルアンセムの脚質の継承元を探すと、4代前のCormorantに行き着きます。このCormorantの戦績を見ると、ジャージーダービー(GⅠ)をはじめにダートの1200~1800に重賞勝鞍がありますので、この脚質を受け継いでくれていれば、1600は十分にこなせる距離と見ることが出来ます。

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コメント

  1. 不明(コメント参照してください) より:

    こんばんは。一年程前、コメントさせていただいたものです。不躾で申し訳ないのですが、本名一部のひら、 か かつ という単語の名前でコメントさせていただきました。ジャドールに期待していること、ナショナルアンセムに言及させていただきました。マナーもできておらず申し訳ないのです。

    よろしければ読んでください。あの時に私が美浦の馬でよさそうですね、とコメントさせてもらったナショナルアンセムは仕上がってきましたね。直前追いでもなく、良い時計が出ていますね、スピード的な素質はやはりありそうです、私も応援させていただきます。私の出資馬ジャドールは、のんびりと未勝利勝ちをダートで目指してます。後駆のピリッとしない感じは、印象で感じていたので、楽しみつつ答え合わせという感じです。一つ勝てればまたのんびり応援できるのでなんとか。

    今年の出資はまだ様子見です。関東ならクーデンビーチはやっぱり良いですよね。今年は特に関東勢なんかテコ入れしてきたような印象があります。関西だとこれ、というほどはっきりよさげな馬を一頭は決めにくいなと私は迷ってます。そんな中胴長のゼマティス産駒、祖母からダービー馬が出ていてノーザンファームの馬、エイシンフラッシュ産駒か…と思いつつ、避けるような材料に目をつむろうかな、なんて、気にはなっています。またブログを拝見させてもらいます(定期的に見ています。) いろいろと失礼しました。

    • macKy より:

      こんばんは、コメントありがとうございます。大阪のひー様で宜しかったでしょうか?ご無沙汰をしております。

      ナショナルアンセムは、なんとか出走に漕ぎ着けられそうな所まで来てくれて安堵しているところです。馬なりで出した坂路の時計は新馬としては評価できると思っていますので、まだまだ油断は出来ませんが少しデビューが楽しみになって来ました。

      2019年の募集馬については、自分もひーさまと同じ様な感想を持っています。関西馬については例年より少し良いレベルである一方で、関東馬の馬質は明らかに上がったと見ています。ぶっちゃけ、「この時期にまだ出資馬に迷っている」なんて初めてのことだと思います。自分は既にクーデンビーチに出資をしていますが、あと2頭出資して実績を貯めたいと考えています。..と言うのも、2020年のグリーンファーム募集馬はマキシマムドパリ、サザナミ、パラペーニョペパーの活躍馬の初仔に加えて、ウィングドウィール,アースサウンドの仔も相当なレベルで期待できると予想しており、人気を博す可能性も高いことから、もう少し実績を積んでおかないと肝心な所で欲しい仔馬を逃がすことにも成りかねないと考えている次第です。

      ちなみに現時点での自分の狙い馬ですが、関東馬ならばクーデンビーチを筆頭に、オールドパサデナ、デザートオブムーンの順で考えています。アースサウンドの仔は来年の仔が魅力的なので、そちらの方で良いかと思ったりしています。

      一方で、残口のある関西馬から敢えて上げるとすると、マンハッタンフィズ、スルーレート、ゼマティスの順かと思っています。歩様はゼマティスが断トツに良いと思うのですが、マンハッタンフィズの一発の魅力は捨てがたいものがあると思います。あとスルーレートは父キンシャサノキセキですが、距離のこなせる母系と配合してどの様な仔が出るのか興味があります。