10/5新潟8R:スターリーパレードは先行出来ずに4着

10/5、新潟8R・1勝クラス(ダート2500)に愛馬スターリーパレードが出走しました。3か月の夏休み明けとなる本レースでしたが、馬体重は+10Kgの496Kgで出て来ました。只、テレビの画面越しに見る限りでは特に緩い感じはなく、これには成長分も相当含んでいるものと思われます。パドックの外目を力強く周回しており、初めての長距離輸送も無難にこなせた印象でした。

さて、今回のレースのポイントはスローペースが想定される長距離レースに変更することで、楽に先手を取ることにあったのですが、そのプランは脆くも最初から崩れ去りました。スタートそのものは一拍程度の遅れでしたが、そこからの行き脚が付かず、ずるずるとポジションを下げてしまい、後方2番手からの競馬になってしまいました。そのまま最初の4ターンは後方でインをロスなく回り、2週目のバックストレートから捲り気味に進出を開始。そのまま3番手まで押し上げて、2番手につける人気のレシプロケイトを視界に収める形となりました。

このままレシプロケイトに引っ張って貰らい、最後に抜け出すパターンに期待をしたのですが、肝心のレシプロケイトが失速してしまい、逆に先行するサージュミノルと内を抜け出したメメランタンから離される形となり、更には後ろから来たショウナンサニーにも差されて、最終的に4着と言う結果となりました。

このレースのポイントは間違いなくスタートから1Fの部分にありました。鞍上の斎藤騎手のコメントを引用すると「発馬のアクシデントがあり、再ゲートでは馬が落ち着き過ぎていました。先生からはハナを主張するようにと言われていたのですが、ゲートから進んでくれませんでした。」とのことなのですが、過去のスターリーパレードのレースを見る限りゲートのトラブルは関係無く「序盤がズブい」のはデフォルトなので、絶対に先手を取りに行く気構えならば、出鞭を入れる位の気合を付ける必要はあったと思います。馬に任せて出そうとすれば、本レースの様な形になるのは悪い意味で想定される所だったと思います。この辺り、本仔を分かっている幸騎手なら違ってきた様に思います。

結局、先行策が取れなかったことで、このレースで試したかったテーマは不明のまま終わってしまいましたが、一方で「捲り差し」の形からそれなりに競馬になったことは、収穫であったかもしれません。また2500Mの距離を問題なくこなせたことも今後の糧になると思います。
但し、捲り差しを狙うならばスローペースになる新潟2500は全く適性の無いコースです。特に今日のダートは水を含んだ軽い馬場で、前が止まらない展開でした。その中で、捲りで脚を使ってしまえば、前を捕まえられないのは当然の結果です。あくまでも新潟2500で勝ち負けを狙うならば先行することが必須条件でした。

西村師のコメントによれば、「厩舎に戻ってから、馬の状態とメンバーを見て次走を決めたいと思います」とのことですが、もし本レースで予定した先行策をもう一度試すのであれば、中2週の同条件の番組を狙うのがベストだと思います。
一方で、このレースで採った「捲り差し」の形を今後も試すのであれば、福島開催を待って、捲りの決まり易いダート1700を選択するべきだと思います。この辺りについては西村師の判断を待ちたいと思います。

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コメント

  1. SHIM より:

    macKyさん、お久しぶりです。

    スターリーパレードは頑張りましたがチョッと悔しい競馬となりましたね。
    ただ私も2,500mに対応出来た点や、先行せずともある程度競馬になった事は
    ポジティブに捉えています。(レコード決着でしたし。)
    スタートは出遅れといったものではなく一拍・・・でしたし、出脚が付かなかずに
    先行出来なかった事が残念ですが、パトロールで見ると出鞭と言うには少し遅いものの
    鞭は入れているんですけど進みませんでしたね。

    先行出来なかった後の騎乗内容は悪くなかったと思いますし、捲り差ししか手段が
    無かったとも思えるので、先行出来なかったことが全てですよね。
    スタートから「序盤がズブい」事は西村調教師から話はあったと思うのですが…。
    ただ同条件に向かうのであれば3kgの減量は大きいと思いますし、鞍上継続で
    今度こそ先行してもらえたらと思っています。

    • macKy より:

      SHIMさん、お久しぶりです。

      レースプランこそ崩れてしまいましたが、一瞬は期待を持つことが出来た見ごたえのあるレースだったと思っています。何より前走の昇級戦がレースにならない殿負けでしたので、取り敢えず1勝クラスでも戦えるところを見せてくれたことが嬉しいです。気性が突然嵌れば一発もありそうな雰囲気ですし、長距離を走れること自体が一つの能力だと思っています。長距離のダートは番組が少ないですが、出走頭数も少なくてレベルも甘くなり易いので、暫くはこの路線で進めることに自分も賛成です。只、やはり難しいのは番組の少なさで、10/27の新潟ダート2500を見送ると、次は11/17の福島ダート2400しかありません。中山ダート2500が関西馬では出走権は取れないと思われるところが辛いです。