1/19中京7R:アルジェンタータは変わり身あった6着

1/16、中京7R・未勝利(芝2000)に愛馬アルジェンタータが出走し、6着に入着を果たしました。前走が全く競馬にならない状況であったため、ここで前進を見せることが出来ないと、ある程度の覚悟は必要になるところでしたが、変わり身があったと言っても差支えの無い、内容のある競馬を見せてくれました。以下、順に課題と結果を確認して行きます。

まず最大の懸念事項であった馬体重は422Kgで出走することが出来ました。輸送前の体重も422Kgでしたので、これは輸送を克服したと言って良いでしょう。一方で、パドックの状態は僅かの時間しかテレビに映りませんでしたが、ちょっとキョロキョロするような集中力のない感じに映りました。良く言えば「軽い」、悪く言えば「踏み込みの強さを感じない」周回状況であったと思います。

次に、前走で大きく出遅れたスタートは無難に切ることが出来ました。2歩目が微妙に遅かったため、半馬身ほど置かれる形になりましたが、4番の好枠もあって特に致命的なものではなかったと思います。
ここで、本レースのポイントの1つはこの後の部分であり、主張すればマイネルモーティグの後ろの5番手のポジションは取ることが出来た状況でしたが、控えて11番手からのレースとなりました。開幕週で前が止まらない馬場を考えれば、勝ちに行くには好位を確保することが不可欠だったのですが、ここで敢えて無理をせずに控える選択をしたとすれば、その意図は「終いを伸ばす競馬をすることを最優先にすること」であったと想像します。ぶっちゃけ陣営も、このレースでアルジェンタータが勝ち負けできるとは考えていなかったでしょうから、無理に勝負に行くことなく、着を取りに行く選択をすることは充分に理解することができます。(今年度から3アウト制度が制定されたことも無視できません。)

1~2角では微妙に不安定に見えた走りも向こう正面では安定し、3角の入り口では9番手に進出。そのまま外を回して直線に出しました。これも下手に前が詰まる様な形になるよりも、距離ロスを覚悟した上で自由に末脚を使わると言う判断であったと思います。
この結果、4角の出口では前に障害は無くあとは伸びるだけと言う状況となりましたが、問題は本格的に伸びてきたのが200M地点で鞭が入ったあとだったと言うことです。34.8秒の上りは3位タイの時計でしたが、ゴール地点で脚を余していたことは疑いいなく、もう少し前から本格的に追われていれば、掲示板は確保できた可能性があります。もっとも、「追い出したが反応が遅れた」と言う面もあるかもしれませんし、そうであったとすれば久々の影響も十分にあったと思います。

あくまでも結果論ですが、スタートで5番手を確保して中間を同様に走り、終いの追い出しを早くしていれば馬券に絡める可能性も充分にあったと思います。言い換えれば、「これらの課題を着実に修正して行けば前進の余地がある」と言うことであり、勝ち上がりへの道も少しずつ見えて来た様に思います。少なくとも、レース前に抱えていた不安な気持ちは相当払拭することが出来ました。

今後の予定は権利を取れなかった事情も含めてなのか、平坦な小倉を目指すことになりました。小倉となると直線が短く、武器になる筈の末脚が十分に生かせない懸念が生じますが、小柄でパワーのない本仔には平坦なトラックは合いますし、何よりも滞在のまま調整して競馬に臨めるのは大きいです。奥村師としてもこのあたりの特徴を天秤に掛けた上での判断であると思います。

ちなみに、昨年の小倉開催の出走状況を見る限り、権利を持たないアルジェンタータでも節を空けずに出走することが可能そうです。距離は1800Mか2000Mの選択になりますが、スタート直後の直線が短い1800Mの方がペースが落ち着きやすいことから、アルジェンタータには向くのではないかと思います。

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