1/20中京1R:スターリーパレードは前進のある2着

1/20、愛馬スターリーパレードは中京1R・未勝利(ダート1800)に出走し、2着と善戦しました。正直「勝った」と思いましたので、善戦と言うには余りにも惜しい2着なのですが、レース的には更なる前進の見られた内容だったと思います。

まずパドックの様子ですが、テレビ中継されている間は1人で引かれており特に煩い様子は見せていませんでした。落ち着いてしっかりと踏み込めて歩けていたと思います。馬体重は前走から増減なしの484Kg。中1週で続戦を続けているにも関わらず、体重が維持できているところは大変頼もしい限りです。

今回こそは先行するレースをしたいところでしたが、残念ながら引いた枠番は外目の12番。それでもスタートを決めたスターリーパレードは鞍上に促されると積極的な走りでハナを奪いに行きました。前走までは出鞭が入っての加速でしたが、今回はその必要も無く、デビュー当時からの二の脚の不安は完全に解消出来たと言える走りでした。

レースは内枠に入った1人気のクリエイトザライフがハナを取り切ってしまい、スターリーパレードは2番手からの競馬になりました。展望記事で希望した通り、逃げた1人気馬を後ろから突っつき続ける展開となり、楽逃げを許さなかったところは鞍上を評価したいところです。但し、1つ騎乗内容に注文を付けるとすれば、それにしてもペースが遅すぎたと思います。1000Mを65.5秒のペースでは流石に遅すぎであり、結果論と言われるかもしれませんが、これならば向こう正面で前に出てしまった方が良かったかもしれません。(理由は後述。)

レースはこのまま2番手で4角を回り、ラスト200Mで楽を許さなかったクリエイトザライフを早々に競り落とし、先頭に立つことが出来ました。私自身、この瞬間は勝ったと思いましたが、ラスト100Mで3番手から前2頭を目標にしていたレオビヨンドがものすごい末脚でぶっ飛んできて、惜しくもスターリーパレードは2着に敗れる結果となりました。

そして、このレオビヨンドの差しを許した原因が前述のスローペースにあったと考えています。「レースそのものが超スローペースになったことで、所謂ヨーイドンの競馬になってしまい、3番手で脚を溜めた馬に決め手比べで負けてしまった」と言うのがこのレースを総括するところです。
もちろん絶対的1人気を競り落とした時点で普通ならば勝てる競馬でしたので、2番手でプレッシャーをかけ続けた小崎騎手の騎乗内容を安易に否定はできないのですが、せめてもう少しペースが速いか3番手を離していれば、末脚勝負で負けることは無かったかもしれません。この辺りは勝負の綾と言うか、枠番を含めた運の有り無しのレベルだったと思います。例えば、3番手で4角を回ってきたノルマンの馬が、あと1秒頑張ってレオビヨンドをボックスしてくれていたら、勝利はスターリーパレードのものだったと思います。

一方で、このレースのスターリーパレードのスピード指数はTargetの補正タイムで「99」が出ており、過去ベストの「95」から大幅に時計を詰めています。今の時期に「99」の時計が出せるなら、勝ち上がりは順番待ちと言って良いでしょう。3着馬に付けた0.5秒の差こそが、スターリーパレードがまた1つ殻を破ったことを示していると思います。

レース後の西村師のコメントによれば、「続けて使いたいところですが、暮れからほぼ中1週で4戦しましたので、大きな疲れや痛みが出る前に一息入れたいと思います。」とのことで、ここでリフレッシュに出ることが決まりました。未だ1月ですし、勝ち上がりへの目途も見えてきたところで、無用に焦る必要はないでしょう。ここは万全な体制で、次走に備えるのも良いかと思います。予想としては3月の中京開催での復帰を目指すものと思います。

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コメント

  1. SHIM より:

    クリエイトザライフを交わした瞬間は「勝った!」と声が出ましたが・・・。
    macKyさんの仰る通りスローペースが最後に刺される結果を生んだのかもしれませんね。

    私などは、今回の敵は1番人気のクリエイトザライフだけだと考えていましたので、
    小崎綾也騎手の騎乗は理想に近いものだと感じており、負けたのは不運な事故・・・
    程度にしか思っていませんでした。
    確かに松浦静山の言葉「勝ちに不思議の勝ちあり 負けに不思議の負けなし」と
    いったところでしょうか。 大変勉強になりました。

    しかしここまでの6戦で少しづつ成長の跡が見え、特にこの2~3走はデビュー当時の
    不安点が解消され、勝ち上がりの順番待ち!と意識できる状態まで来てくれた事が
    本当に嬉しいです。
    体質も強く余り使い減りもしませんので、勝ち上がりさえすれば数多くのレースに
    出走し、コツコツと稼ぎながら2勝目を狙うことが出来そうで楽しみです。

    • macKy より:

      SHIMさま、

      すみません、表現力が及ばないところがあって恥ずかしいのですが、自分自身、小崎騎手の騎乗に不満があるわけではないのです。今回は、「逃げる1人気馬を楽させない」と言う勝つための役割を果たした結果、漁夫の利をさらわれたと言う状況ですので、SHIMさんの言われる通り、「不運な事故」と評価するのが正しいものと思います。

      確かに、ペースを上げていればレオビヨンドに差しを許さない可能性があったと思っていますが、確実と言えるものではありませんし、それを鞍上に求めるのも酷だとも思っています。無理にハナを奪って失速でもしたら、それはそれで非難されますしね。何よりも今回は小崎騎手自身が相当悔しかった様なので、これを次走に繋げてもらえればと思います。

      今週はスターリーパレードもアルジェンタータも前進の見える内容の競馬で、気分的には晴れやかです。正直、アルジェンタータについてはかなり心配をしていたのですが、今回のペース配分と大外ぶん回しのコース取りでも補正タイム92が出ていますので、もう少し真っ当に勝負に行く騎乗をすれば95以上は出せると判断しました。少なくとも競馬には十分なるはずです。馬格的に続戦が心配ですが、今回は実質的に直線しか競馬をしていないので、小倉開催への出走は問題ないと思います。直線の短いコースは適性に不安がありますが、ここは「捲って差す」レースを期待します。小柄な馬なのでコーナーリングは上手なことに掛けたいと思います。