2018年度グリーンファーム募集馬の近況フォロー③

2018年度グリーンファーム募集馬の近況フォローの3回目です。(前回はこちら。)引き続き、公式サイト情報を縦横に評価して、各馬の現在の状況を把握して行きたいと思います。なお、今回の近況フォローは3/1と3/6の更新情報がベースとなります。

注:各項目の印の意味は次の通りです。
  ◎:最高評価、○:高評価、△:プラス評価、-:評価なし、×:マイナス評価

1701.サウンドトラック(残100口弱)

・チェストナットFで育成中。(-)
・BTCに通いトレーニングを実施。(-)
・週中は平坦コースを17秒、週末は坂路を18-16秒ペース。(△)
・トモには甘さを感じさせる。(×)
・背中が柔らかく好感触。(-)
・大柄ですが重さを感じさせない素軽い動き。(△)
・弾む様なフットワーク。(-)
・2月中旬で528Kg。前回から+26Kg(△)

BTCの施設を利用しつつチェストナットFにて育成が行われています。但し、トレーニングのメニューは前月から変わっていません。前回「冬場は無理せずに乗り込む」とのコメントがあった様に、ペースアップはせずに乗り込みを続けてきた模様です。その結果、馬体重は2月中旬時点で528Kgまで増えています。「トモに甘さを感じる」に加えて、体重がこれほど増加しているのは、本仔がダート馬としてもそろそろ警戒域に入りそうです。兄姉が脚元のに不安を抱えていたことからも、用心に越したことはないでしょう。

※最新の駐立写真はチェストナットファームのサイトで確認が可能です。

1702.エールプレジール(残50口弱)

・チェストナットFで育成中。(-)
・BTCに通いトレーニングを実施。(-)
・馬房で寝違えて右トモ蹄球に痛みが出た。(×)
・トレッドミルで様子見。(×)
・落ち着くには後1~2週かかる見込み。(-)
・2月中旬で486Kg。前回から+30Kg(○)

BTCの施設を利用しつつチェストナットFにて育成が行われています。坂路入りを開始する前に馬房で寝違えてしまい、トレッドミルで様子を見る状況となってしまいました。騎乗再開には更に1~2週間要する見込みとのことで、痛い出遅れになりました。一方で、最新の馬体重は大幅に増えて486Kg。運動を休んだ影響も無視できないと思われますが、取り敢えずこの体重であれば適性範囲ですので、プラスの評価としています。

※最新の駐立写真はチェストナットファームのサイトで確認が可能です。

1703.ナショナルアンセム(残100口弱)

・社台Fにて育成中。(-)
・坂路1000M(17秒)×3回。周回コース2000M×2回(-)
・基礎体力が徐々についてシッカリしてきた。(-)
・加速に応じてピッチは速くなる。(-)
・前捌きが硬い。ストライドを伸ばせる様にしたい。(×)
・馬体重454Kg、前回から-2Kg(-)

社台Fにて育成中です。調整メニューは先月から変更無く、坂路1000Mを17秒、周回コース2000Mのメニューをこなしています。このメニューは社台ファームにて育成中の馬としては標準ペースと見ることが出来ます。
徐々に体力もついて来て、加速力も上がっている模様ですが、「前捌きに硬さが見られる」とのネガティブな情報も上がっています。但し、今回の社台ファーム育成馬の更新情報には硬さに関するコメントが散見されています。本仔に個別の問題ではない可能性もあるのですが、取り敢えず評価はマイナスとしておきます。
一方で、馬体重は前月比-2Kgの454Kgでした。現状維持ではありますが、先月が+20Kgの大幅増であっただけに、ここはリバウンドが無かっただけでも良しとします。

1704.ルヴェルソー(残50口未満)

・社台Fにて育成中。(-)
・坂路1000M(17秒)×3回。周回コース2000M×2回(-)
・スクミの状態が改善してからは順調。(-)
・体力の底上げが進んでいる。(-)
・前捌きに硬さが見られる。動かす様に心がける。(×)
・田中師曰く、「2歳夏向きのイメージではない」(-)
・馬体重458Kg、前回から+4Kg(-)

社台Fにて育成中です。調整メニューは先月から変更無く、坂路1000Mを17秒、周回コース2000Mのメニューをこなしています。このメニューは社台ファームにて育成中の馬としては標準ペースと見ることが出来ます。
スクミが収まったあとは順調で、体力も底上げ出来ているとのことなので、然して懸念材料ではなかったかもしれません。前捌きの硬さについてはナショナルアンセムと同様のコメントであり、本仔固有のコメントではない可能性がありますが、取り敢えず評価はマイナスとします。
馬体重は先月比+4Kgの458Kgとなりました。+16Kgの大幅増であった先月に対して、今月も増加してくれたのは頼もしいところです。先月はスクミにより運動を休んだことで体重が増えた可能性を懸念したのですが、どうやら杞憂であった様です。
田中師のコメントによると「2歳の夏競馬向きのイメージではありません。」とのことで、今後もじっくりと育てて行く方針になりそうでが、これ自体は決して悪い評価ではありません。

1705.ファビュラスライン(受付中)

・社台Fにて育成中。(-)
・坂路1000M(17秒)×3回。周回コース2000M×2回(-)
・相変わらず元気一杯。ぐいぐい進んで行く感じ。(○)
・テンションは落ち着き余計な発汗もなし。(○)
・これからも成長に期待。(-)
・黒岩師曰く、「早めのデビューも可能」(△)
・馬体重452Kg、前回から+4Kg(-)

社台Fにて育成中。調整メニューは先月から変更無く、坂路1000Mを17秒、周回コース2000Mのメニューをこなしています。このメニューは社台ファームにて育成中の馬としては標準ペースと見ることが出来ます。
前進気勢がある上にテンションは落ち着いているとのことで、先月から続いてポジティブなコメントが並んでいます。黒岩師のコメントからも「このまま乗り込んで行ければ、早めのデビューも可能なように思います」とのことで、トータルで早期始動が現実味を帯びてきた様に思われます。
更に、先月+18Kg増加した体重は今月も微増して452Kgに達しました。乗り込みながらの体重増加ですのでこれも評価して良いでしょう。

1706.エレガンテレイナ(受付中)

・ノーザンF空港にて育成中。(-)
・坂路(16秒)×2本×週2回。(-)
・夏を意識した調整に移行する可能性あり。(△)
・体幹もしっかりしている。(-)
・馬体重423Kg、前回から+1Kg(-)

ノーザンF空港にて育成中。調整メニューは先月から変更無く、週2回坂路入りをして16秒ペースで乗り込まれています。
高柳師と牧場スタッフのコメントからは早期移動の可能性に言及されています。順調な育成状況と考えてよいと思われますが、如何せん現状の馬体重が423Kgですのでここで急ぐ必要が本当にあるのか、見極める必要がありそうです。先月+12Kg増加した体重も今月は+1Kg増に留まっており、もう少し成長を促したい気もします。真に力を認めるが故の早期移動であればウエルカムなのですが、ディアブライドの様なパターンもありますので、ここでのコメントを頭から信じる訳にもいきません。只、これまでの高柳厩舎への委託馬は総じて移動が慎重でしたので、その師が早期移動を判断するのであれば、本当に状態が良いと言う可能性もありそうです。

1707.ピンクレガシー(残11口)

・社台Fにて育成中。(-)
・坂路1000M(18秒)×3回。周回コース2000M×2回(-)
・スクミの状態が改善してからは順調。(-)
・トモに力がまだ足りない。スピードを上げると甘くなる。(×)
・引き続き体力強化を図る。(-)
・馬体重454Kg、前回から-4Kg(-)

社台Fにて育成中です。現在の調整は先月から変更無く、坂路1000Mを18秒、周回コース2000Mのメニューであり、スクミから回復したのちは順調に乗り込まれているとのこと。只、坂路のペースが他馬の17秒に対して若干抑えたままであり、この辺りがトモの力の不足とスピードを上げたときのラストの甘さを表している可能性があります。何れにしても、なかなか実が入って来ていないと言う状況の把握で良さそうです。
馬体重は先月比-4Kgの454Kgとなりました。前月が+10Kg増であり、出来れば続けて増えて欲しい所でした。

1708.ノルトシュライフェ(残3口)

・ノーザンF空港にて育成中。(-)
・坂路(16秒)×2本×週2回。(-)
・リフレッシュの休養を挟んだ。(-)
・喉詰まりの症状は見せおらず順調。(-)
・夏を意識したメニューに移行したい。(△)
・馬体重562Kg、前回から+6Kg(×)

ノーザンF空港にて育成中。週2回坂路入りをしてペースは16秒にアップしています。11月に喉詰まりを起こしましたが、その後の再発は無く、ここに来て順調にペースアップしてきました。「夏競馬デビューを意識したメニューへの移行も考える」と言うことはポジティブな発言と捉えて間違いありませんが、ここで問題は馬体重です。今月も+6Kg増加して562Kgにまで達しています。ここまで体重が増えてしまうと素軽さは出ませんし、何より脚元に不安が及びます。これだけ大型になると相当絞り込まないとデビューは難しいと考えられ、夏デビューと言われても正直言って現実感はありません。

1709.シュアゲイト(残100口弱)

・吉澤ステーブルにて育成中。(-)
・BTCに通いトレーニングを実施。(-)
・ウッド1000Mと坂路(18-17秒)のメニュー(-)
・牡馬らしいハリが出て来た。(-)
・坂路を無理なくまっすぐに走れている。(△)
・今後は15-16秒ペースに移行する。(-)
・馬体重470Kg。前回から+6Kg。(△)

吉澤ステーブルにて育成中です。トレーニングはBTCに通って行われており、現在のメニューはウッドと坂路を併用しています。同じくBTCを利用しているチェストナットF育成馬の坂路の時計が16-18秒ペースですので、進捗に差は無いと考えて良いでしょう。コメントからは余裕をもってメニューをこなしている様子が伺われ、状態の良さは評価して良さそうです。
一方で馬体重は前回から更に+6Kg増えて470Kg台に乗って来ました。乗り込みつつ着実に体重が増加している状況は評価して良いと思います。

1710.エピデンドラム(受付中)

・社台Fにて育成中。(-)
・坂路1000M(17秒)×3回。周回コース2000M×2回(-)
・体をしっかりと使える様になってきた。(-)
・全体的な硬さはまだある。(×)
・力みは抜けて余計な発汗は無くなって来た。(-)
・この時期に体力の底上げを図る。(-)
・馬体重460Kg、前回から±0Kg(-)

社台Fにて育成中。坂路1000Mを17秒、周回コース2000Mのメニューをこなしています。前月から同じメニューで、社台ファームにて育成中の馬としては標準ペースと見ることが出来ます。乗り込みながら徐々に良くなっている印象ですが、硬さに関しては他馬と同じく評価はマイナスにしておきました。
馬体重は前月と増減なしの460Kg。前月が+14Kgの増加であり、リバウンドしなかった点は良かったのですが、出来ればもう少し膨らんで欲しいところです。

1711.スペラーレ(残100口弱)

・社台Fにて育成中。(-)
・坂路1000M(17秒)×3回、内1回は2本。(△)
・周回コース2000M×2回(-)
・緩さはあるが坂路を2本上がれる体力は付いた。(-)
・全体を使って走れる様、ハミ受けを教える。(-)
・馬体重500Kg、前回から+9Kg(△)

社台Fにて育成中。坂路1000Mを17秒、周回コース2000Mのメニューですが、1回あたりの坂路の本数が前月よりも増えています。これは社台ファーム育成馬の中では進んでいるものと考えられます。一方で、気になる点は前月から続いて「緩さ」について言及されていることでしょう。実が入ってくるまで時間が掛かるタイプと考えた方が良かもしれません。
馬体重は+9Kg増加して500Kg台に乗りました。ダート馬と考えれば、良い感じに膨らんできたと評価できます。

1713.グレースオブナイル(残50口弱)

・社台Fにて育成中。(-)
・坂路1000M(18秒)×3回。周回コース2000M×2回(-)
・スクミから改善した後はしっかり動けている。(-)
・体力の底上げが出来ている。(-)
・トモの踏ん張りが不足。パワーアップを図る。(-)
・馬体重446Kg、前回から+6Kg(△)

社台Fにて育成中です。現在の調整は先月から変更無く、坂路1000Mを18秒、周回コース2000Mのメニューであり、スクミから回復したのちは順調に乗り込まれている様です。但し、坂路のペース18秒は他馬の17秒に対して遅れています。この辺りがトモの力不足のコメントに関連するものと推察します。
一方で馬体重は446Kgで、先月より+6Kg増加しました。この数か月の間、育成を進めながらも確実に体重が増え続けていることは評価する所です。 懸念された体重不足は、どうやら杞憂に終わってくれそうです。

1714.ワンスウィートデイ(残100口弱)

・武田ステーブルにて育成中。(-)
・BTCにて坂路調整を開始した。(△)
・ダート3000Mと坂路15-16秒を週に2~3回。(△)
・坂路入り後も順調。週1回スピード調教実施。(-)
・フワフワしたところがあるが、動きが軽くなってきた。(-)
・芯が入ったら強目の本数を増やす。(-)
・馬体重498Kg。前回から+4kg。(-)

武田ステーブルにて育成中です。他馬と比較して坂路調教が遅れたことで不安を感じるところもありましたが、ようやくBTCにて坂路入りが開始されました。これまでを基礎体力の強化に充てた効果なのか、早々に15-16秒ペースに移行しており、これはチェストナットFや吉澤SのBTCを利用する仔馬のペースを追い抜いています。昨今のトレンドとは逆行する流れでしたが、最終的な仕上がりの早さが如何出るのか、今後を見守りたいと思います。
馬体重は+4Kg増加しての498Kg。十分なサイズ感になって来ましたが、乗り込みながら増加傾向を維持していることは評価できるところです。

1715.グランマリアージュ(満口)

・武田ステーブルにて育成中。(-)
・ダート3000Mを20-18秒ペースのメニュー。(×)
・ピリピリしたところが落ち着いてきた。(-)
・トモの筋肉が付きやすいタイプ。(△)
・平坦コースの乗り込みでも馬体がシッカリしてきた。(-)
・スピード調教で一気に仕上がりそうだがテンションも上がる感触。(-)
・馬体重479Kg。前回から+3kg。(-)

武田ステーブルにて育成中です。ワンスィートデイが坂路調教を開始したのに対して、本仔は未だにダートコース調教に留まっています。その原因はテンションの上り易さであり、育成サイドはかなりケアして進めている模様です。全姉ファストアズエバーも能力の高さに対して気性の荒さに苦心していることから、本仔も気性面を拗らせないことが最優先とされている様です。
現在の馬体重は479Kgで、前月比+3Kgの増加でした。メニューが軽目ですので、もう少し増えて来ても良いのですが、全姉のサイズから見るとこんな所かもしれません。

1716.ノワールフレグラン(受付中)

・ノーザンF空港にて育成中。(-)
・坂路(15~16秒)×2本×週3回。(-)
・中間でスクミが出た。WM調整にペースダウン。(×)
・西村師曰く「もう少し体が増えて欲しいところ。」(-)
・馬体重443Kg、前回から+5Kg(-)

ノーザンF空港にて育成中です。現在のメニューは週3回坂路を15~16秒のペースで2本こなしており、先月よりもペースが1秒上がりました。但し、メニューを重くした反動なのか、スクミの症状が出てしまい、現在はWMを用いた運動にペースダウンされています。
現在の体重は+5Kg増えて443Kgになりました。着実に増加傾向ではあるのですが、遅生まれであることを考えれば、この辺りで一気に増加して欲しいところです。西村師のコメントでも「欲を言えばもう少し体が増えて欲しいところ」とのことなので、移動はもう少し後になりそうです。

1717.フラワーエッセンス(受付中)

・吉澤ステーブルにて育成中。(-)
・BTCに通いトレーニングを実施。(-)
・ウッド1000Mと坂路(18秒)のメニュー(-)
・幼さが残っており背腰が疲れ易い。(×)
・成長を促しながらキャンタで乗り込む。(-)
・馬体重460Kg。前回から+2Kg。(-)

吉澤ステーブルにて育成中です。トレーニングはBTCに通って行われており、現在のメニューはウッドと坂路を併用です。先月からの変更点はありません。
気になるところは「疲れ易い」のコメントが出ていること。体型的な幼さが原因とされていすが、2月続けてのコメントですのでケアをしておいた方が良さそうです。
現在の馬体重は460Kgで、前月比で+2Kgの増加。前回が+16Kgの急増でしたので、取り敢えずリバウンドしなくて良かったと思います。

1718.ルヴァンヴェール(満口)

・チェストナットFで育成中。(-)
・BTCに通いトレーニングを実施。(-)
・週中は平坦コースを17秒、週末は坂路を18-17秒。(-)
・順調の乗り込めている。トモの踏み込みも強くなった(-)
・夏の移動にも対応出来るかもしれない。(△)
・竹内師曰く「4月にはトレセン近郊の牧場に移動させたい。」(△)
・馬体重に関する情報なし。(-)

チェストナットFにて育成中です。トレーニングはBTCに通って行われており、週末には坂路入りも行われています。ペースも先月からアップして18-17秒になっています。順調に乗り込まれていて、状態も良さそうな感触です。
本仔は間違いなくダート馬だと思いますので、然して早期の移動は不要なのですが、竹内師のコメントを読む限り、早々に移動させてトレセン近郊の施設を使用することを考えている様です。

※最新の駐立写真はチェストナットファームのサイトで確認が可能です。

1719.ロンドンデリーエア(受付中)

・2/13、山元TCに移動。(△)
・坂路で15-15の調整を開始した。(-)
・このまま入厩の声が掛かるまで乗り込む。(-)
・現在の馬体重474Kg。(-)

先月の更新で予告された通り、北海道を離れて山元TCへの移動を完了しています。既に坂路で15-15を開始しており、入厩の声が掛かるまでこのまま乗り込みを続けるとのこと。
情報の少なかった馬体重は474Kg。移動の影響もあってか、若干体重を落としている様ですが、心配をするレベルではありません。

おわりに

今回の更新を通して読んでの第一印象は、早期移動を示唆するコメントが散見されたことでした。既にロンドンデリーエアが移動を済ませていることも例年にない始動の早さを示していますが、更に続く仔馬が出て来そうな感触です。但し、ノーザンファームの2頭については、馬体重を見る限り割り引いて考えた方が良い様に思います。

一方でルヴァンヴェールは既に満口であり、セールスを伸ばす必要も無いことから、早々に入厩してしまう可能性も十分にありそうです。但し、ダートの新馬戦が開催されるまでは少し間がありますので、然して早い入厩に意味はあまり感じません。ゲート試験まで進めておいて、改めて放牧に出して力を付けるパターンはありそうです。

そして、最もコメントがポジティブなのがファビュラスラインです。半姉も開幕週にデビューして好走をした様に、牝系的には早期始動に対応出来そうな感触です。但し、本仔はセールスが伸びていませんので、それでも早期入厩をする様であれば、残口を引き取る社台ファームが強気でいると考えることが出来るかもしれません。コメントウォッチャーとしては大いに気になる1頭になって来ましたが、本仔には1つ不安な材料が見つかります。ストロングリターンの産駒はRobert系の例に漏れず、牝馬の成績が牡馬に対して大きく見劣りしますので、その点を十分に評価した上で出資判断をした方が良いでしょう。

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