1/6京都1R:スターリーパレードは外枠が響いて5着

1/6、京都1R・未勝利(ダート1800)に愛馬スターリーパレードが出走しました。今年最初の愛馬のレースですが、残念ながら現地応援は叶わずグリーンチャンネルを見ての応援となりました。テレビに映し出されたパドックの映像では2人引きされていましたが、手綱の持ち手も短くはありませんでしたし、特別に煩い様な気配は見えませんでした。シッカリと踏み込めて歩けており、前走から変わらぬ484Kgの姿は充分に絞れている印象を受けました。

レースは大外枠にも関わらず最初にゲートに入れられてしまい、理不尽で嫌な予感がしたのですが、シッカリと我慢が出来ていて抜群のスタートを切ることが出来ました。直後に出鞭は入りましたが、それも合図程度の感触であり、馬自身の気持ちでダッシュをすることが出来ていました。そこにはもう、二の脚が使えず競馬の流れに着いて行けない過去のスターリーパレードの姿はありませんでした。

只、今日のレースを決定づけたのはスタートダッシュを決めたにも関わらず、大外枠が響いて1~2番手を確保することが出来なかったことに尽きると思います。特に隣枠の14.アイタイも前を主張したことで内に切れ込むことが出来ず、脚を使った割には1角を内から5頭目の位置を回らざるを得ない状況になったのが致命的でした。但し、これはあくまでも結果論であって、リスクを取りに行った姿勢は評価したいと思います。絶対的に先行有利な馬場状況にあって、勝ち負けを狙うにはこれしか手はなかったと思います。

また、それでも前々走と違って2角で内のスペースに入ることが出来ましたので、外々を回らされる事態は避けることが出来ました。レースは5番手をキープして進みましたが、ここでも先行馬が互いにやり合うことなく、向こう正面ではスローペースに落とされてしまいました。この結果、先行集団は脚を溜める余裕が出来てしまい、ラストの直線も脚が止まることはありませんでした。スターリーパレードは4番手から追い出されましたが、追走に一拍遅れたこともあって、自身も伸びてはいるものの1頭に交わされての5着と言う結果に終わっています。

着順だけみると5着でしたが、3着に入った1.アイキャンテーラーとの差は実質枠番の差であったと思います。1~2着に入った初ダートの2頭は抜けた強さがありましたが、恐らくスターリーパレードも補正タイム”95″程度の時計で走れていると思われ、現在の持てる力は出せたものと思います。

今回のレースを総括すると、「先行有利の馬場条件のなかで大外枠を引いたことが不運であり、それでも果敢にハナを奪いに行ったものの、内側の馬に及ばなかった」と言うことであったと思います。スタートダッシュと追走と言う課題についてはクリア出来ており、前走の内容がフロックではなかったことを証明することが出来ました。確実に競馬は上手くなっていますので、もう少し地力を付けた上で条件が揃えば、未勝利の突破は見えてくる様に思います。

最後に、掲示板などを眺めていると乗り替わりを主張する意見が散見されるのですが、自分の考えは違います。基本的に自分は「馬に甘く、人に厳しい」のスタンスですが、今回の小崎騎手の騎乗内容には全く不満を持っていません。馬自身のパフォーマンスを引き出せないレベルの鞍上については即座に乗り代わりを希望しますが、むしろ小崎騎手はスターリーパレードを手の内に入れて、もてる力を引き出せている様に感じています。騎乗ミスを具体的に指摘したうえで、乗り替わりを主張する意見であれば傾聴に値するのですが、闇雲に乗り替われと言うことは今の段階の議論では無いと思います。

また、現在のスターリーパレードの実力が残念ながらトップジョッキーが乗ってくれる勝ち負けを狙えるレベルに足りないことも理解すべきと思います。今は、勝ち負けを狙うと言うよりは競馬を教えてゆく段階と言えるでしょう。
それでも敢えて替えるとしたならば、ある程度上手な減量騎手に替えることは意味があるかもしれません。そういう意味では、3月になって七菜子ちゃんが-3Kgで乗れる様になったら是非とも騎乗して欲しいと思いますが、その頃は引く手あまたな状況になると思います。

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コメント

  1. SHIM より:

    macKyさん、新年明けましておめでとうございます。

    先日のスターリーパレードのレースに関しては、私も小崎綾也騎手の騎乗に
    問題は感じられませんでした。
    スタートも上手く出してくれましたし、課題であった二の脚もつき、馬を手の内に入れ
    乗ってくれている感じがし、スターリーパレード自身の成長も感じられました。

    今回の前半の様な走りが今後も出来るのであれば、多少距離を短縮しても以前のように
    レースに参加できない事態にはならないと考えています。
    次戦で!とまでは言いませんが、条件や相手関係次第ではすんなりと勝ち上がる
    可能性があるのではないかと思っています。

    • macKy より:

      SHIMさま、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

      騎乗については何が正解と言い切れるものではないので、最後は個々人の判断になると思います。その上で今回のレースに関しては、1角の回り方を「騎乗ミス」と考えるのか、「リスクを取った結果」と考えるのかによって、騎乗ミスと断ずる方がいるのだと思います。只、これは結果論ではなく、今週の京都ダートは圧倒的な先行有利な馬場であり、絶対的な末脚でもない限りは中段からでは届かないことが1Rの時点で分かっていたと言うことです。

      「無駄に脚を使った上に1角を大回りした」と断ずる方には、「それではどうすれば良かったのでしょうか?」と問いてみたいところです。自分だったら、「リスクを取らずに中段に控えてやっぱり届きませんでした」と言う競馬をされた方が、余程腹が立つと思います。明らかに無謀なチャレンジであれば批判されるべきですが、今回も14番の馬が主張しなければスターリーパレードが内から3頭目の位置をとれていたワケで、先行できなかったことはあくまでも結果論であると自分は判断するところです。
      結果論で騎乗批判をすることは出来ませんし、ましてや6人気の馬でリスクを取りながらも、最終的に掲示板は確保したわけですから、鞍上はやるべき仕事をしたと自分は評価しています。

      一方で、現状のスターリーパレードが勝ち上がるには1枚足りないのはスピード指数的にも明らかです。幸いまだまだ未勝利戦は続きますから、焦らずに力をつけて、春を目標に勝ち上がってくれれば言うことはありません。只、取り敢えず勝ち上がって楽になってしまいたいと言うのであれば、今の時点で地方交流戦に出てしまえば割と簡単に勝つことが出来る様に思います。地方交流戦のデメリットは1着しか意味がなく、掲示板を確保しても権利がとれないことですが、冬の間はダートの番組は多いので権利に拘る必要はありません。賞金もJRAが差額を出してくれるので、デメリットの無い冬季の地方交流戦は美味しいと思います。