12/16、愛馬スターリーパレードは中京1Rの未勝利戦（ダート1800）に出走し、前走から大きく変わり身を見せて４着に入着を果たしました。
この日は朝からグリーンチャンネルで観戦していましたが、パドックに現れた姿は前走から-4Kgの484Kgで、１つ叩いて明らかに体が締まった様に見えました。歩様も力強く、パドック解説の方も推奨馬にこそ採り上げなかったものの、パドックの状態としてスターリーパレードの良さに言及をしていました。
先の展望記事の中で書いた通り、スターリーパレードにとってこのレースの課題は「馬群に入れて追走が出来ること」と考えていましたが、その結果は期待以上の解答になりました。
好スタートを切った直後、鞍上の小崎騎手が出鞭を入れて気合を付けるところは完全に想定通りで、一瞬ハナを切るかとも思ったところをシャイニーロックに馬なりのまま交わされてゆき、そのまま後続ポジションを確保して折り合いました。個人的に、この時点でレース内容には満足することが出来ました。
その後、４角の出口で気を抜くところがあったのか鞭が入れられていましたが、終始３番手を走り続け、直線で２頭に差されたもの長く脚を使い続け、１頭を交わして最終的に４着に入りました。あと50Mあったら本命のシャイニーロックも交わせたと思います。
前走の回顧記事の中で「距離ロスが無ければ２秒は縮められた」と書いた通り、今回は最内の経済コースを終始走り続けた結果、時計を1.8秒も詰めることが出来ました。正に小崎騎手のコメントの通りで、「本気を出せばこれぐらいはやれる馬です」と言うことであった思います。Targetの補正タイムも”95″出ていますので、あと少しの上積みが出来れば、未勝利戦の突破も見えて来ることでしょう。
西村師の指示は「行けるようなら逃げるつもりで行って構わない」だったとのことで、「二の脚が足りずに逃げ損ねた」と言うのが真実らしいのですが、個人的には終始番手で競馬が出来たことの方が意味があったと思っています。馬群の中で競馬が出来たことで「砂を被っても問題がなく」、「馬群にも怯まない」ことを確認出来たことは何よりの収穫でした。
西村師のコメントによると、「権利を取れましたので続戦を考えています」とのことですが、権利に拘ると（12/28の扱いが不明なのですが）次走は京都になると思います。しかし、これまでのスターリーパレードの脚質を見る限り、平坦な京都には適性があまり無い様に感じます。次の中京開催まで１週待てばダートの番組が大幅に増えますので、例年フルゲートにはなりません。権利が無くとも出走は可能ですし、相手関係も確実に弱化します。むしろ、ここで権利に拘るのであれば、ダートよりも京都の芝2000（内回り）を試す方が面白い様に思います。
何れにしても、ズブくて乗り難しい仔であることは間違いありませんので、次走も勝手の判っている小崎騎手の継続騎乗を希望します。