9/1新潟4R:フォーチュンリングは6枠12番

先週末、新潟芝1800に出走し、首の上げ下げの差で2度目の惜敗を喫したフォーチュンリングですが、多少の無理は承知の上で続戦の勝負に賭けてきました。これは「一服入れて中山芝2000を目指すよりも、適性の高い新潟の直線で勝負しよう」と言う厩舎サイドの判断であり、自分もこれを支持しています。

今回の鞍上は主戦の大野騎手がイルーシヴゴールドに騎乗することから、乗り替わりで福永騎手となりました。結果的に、強力な鞍上強化となったことは心強い限りです。実際、自分が馬券を買う上で、平場の福永騎手以上に信頼できる騎手はいないと思っています。例えば、過去3年間の福永騎手の平場の騎乗成績を調べてみると、1146回騎乗して勝率16.2%,単回率105%を記録しており、べた買いでも回収率がプラスになります。そして更に、これを芝レースに限れば勝率18.9%,単回率118%にまで上昇します。

前走の疲れさえ取れていれば、条件的には最も有利と思われるフォーチュンリングですが、問題は馬場の状態です。昨日から東北地方で集中的な降雨がみられ、現時点で馬場状況は不良です。おそらくこのまま回復することはないでしょう。過去、フォーチュンリングは良馬場より出走経験が無く、重い馬場への適性が不明です。ディープブリランテ産駒の重馬場成績を調べると、必ずしも悪い数字ではなかったので、フォーチュンリングも対応して来る可能性は十分にありますが、出来れば不確定要素は少ないに越したことはありませんでした。只、福永騎手の平場の芝で重~不良馬場の成績を調べてみると、10-4-3-27の勝率22.7%,単回率180%と言う驚異的な数字を叩き出しています。是非明日も、「重馬場上等!」のアビリティを発揮して欲しいと思います。

相手関係は生き残りを賭けて同レベルの馬が揃って来ました。Targetの補正タイムが過去に100を超えている馬が5頭、98以上ならば7頭もいる混戦です。1人気は3連単の売れ方から推測して16.イルーシヴゴールド、2人気は18.リリーバレロ、3人気が我がフォーチュンリングで、4人気が2.パストゥレイユとなりそうで、ここまでは単勝1桁になる筈です。
展開は先行馬が少なく、有力馬の中では2枠に入ったパストゥレイユがレースを引っ張ることが予想されます。パストゥレイユとは先週も同レースで走っており、このときは先行したパストゥレイユをフォーチュンリングが差し切っていますが、今回のパストゥレイユは内枠を引いたことで更に楽に先行が出来る筈なので、上りの掛かる馬場になると粘り込まれてしまう恐れがあります。ぶっちゃけ、人気上位の2頭に対しては決め手勝負で負けないと思うので、むしろ怖いのは先行するパストゥレイユになる予感がします。

前走は中段で待機しての直線勝負が正解と考えましたが、芝1600への短縮と時計の掛かる馬場を考慮すると、先週より1列前で競馬をする必要があるかもしれません。多少の脚を使っても今回は200Mの距離短縮効果がありますので、粘りの効くことが期待できます。
そして、この辺りの判断は鞍上の福永騎手のセンスに託すのがベストだろうと思います。ちなみに、平場の芝のレースで上り1位の脚をつかった時の福永騎手の成績は40-20-5-8で、なんと勝率が54.8%と驚異的です。そして更に、重~不良の場合に限れば、上り3位以上の脚を使うだけで成績が10-2-2-2となり、勝率が62.5%にも達します。

これはもう、全てを福永騎手に託す以外にありません。残念ながら明日も現地応援には行けませんので、テレビ画面の向こうから声の限りの応援をしたいと思います。

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