会員先行募集の終了とヴァベーネの引退

グリーンファーム愛馬会の17年度募集は11日に会員優先募集期間を終了しました。その結果は早々に発表され、クィーンスプマンテの16・アースサウンドの16・ジュエルオブナイルの16が先行分満口となっています。結果としては予想通りで、特にサプライズはなかったと思います。
更に、残口僅少の仔としては、アースリヴィングの16とサクラサクⅡの16が挙がっており、これも想定の範囲です。ちなみに、今後のスケジュールは昨年までと微妙に違っており、16日10:00~12:00に非会員向けの電話予約を受け付け、12:00以降から既会員を含めた希望者全ての予約が受け付けになる模様です。要は、10:00~12:00に非会員向けの申し込み時間帯を設け、これに専用の申込み口数を50口用意してあるのがポイントです。既会員にとっては従来よりも不利な条件になりますが、恐らく会員数が伸び悩んでいるであろうグリーンファームの施策としては有意なルールとなる気がします。人気馬の残口を非会員向けに残すことで、どの程度新規会員の獲得に繋がるのか、興味深いところです。(注:ネット上の書き込みで当方は未確認ですが、先行募集で抽選に漏れた会員は、13日から電話予約を受け付けられるとの噂もあります。)

一方で、自分の出資方針としては、当面は様子見を決め込むことに決めていましたので、クィーンスプマンテの16・アースサウンドの16・ジュエルオブナイルの16の3頭に付いては清く諦めることにします。一方で、サクラサクⅡについては成長を様子見したい仔の内の1頭でしたので、早期の満口は出来れば避けて欲しいところです。ただ、これは全くの勘なのですが、サクラサクⅡの16とアースリヴィングの16については早々に満口にはならず、様子見できる程度の口数は残るものと予想しています。

以上を踏まえて、残口馬の中から現時点で出資候補とするのは、シルヴァーカップの16・カドリーユの16・アドマイヤヒラリーの16・サクラサクⅡの16の4頭とします。ここで、アドマイヤヒラリーの16以外の3頭は今後の馬体重の増加が出資判断のポイントになります。なお、当初出資候補には考えていなかったカドリーユの16ですが、高柳瑞厩舎と馬体(マイル~中距離ダートに適性ありと判断)と牡馬であることを再評価して、ラクリモーサの16と入れ替えて候補としました。

..と言う訳で、17年度募集馬の様子見の方針を決めたのですが、ここで問題に気づきました。先週末の中山を最後に愛馬ヴァベーネの中央引退が確定したのですが、来春にはサザナミとシンラバンショウの愛馬2頭も定年を迎えてしまうため、このまま行くと春先の現役出資馬はレーヌジャルダンとアメリカンツイストの2頭だけになってしまいます。更に、17年度の応募をギリギリまで様子見して粘るとすると、2頭体制の期間がかなり長くなってしまいます。これでは気分的に寂し過ぎるので、方針を微修正して、現在受付中の2歳馬の中からも、出資候補を追加することにしました。具体的には、フォーチュンリングとエターナルソウルの2頭を出資候補に加えることにします。

【関東所属馬】
1.シルヴァーカップの16
2.カドリーユの16
3.フォーチュンリング(2歳)

【関西所属馬】
1.アドマイヤヒラリーの16
2.サクラサクⅡの16
3.エターナルソウル(2歳)

以上が、最新の出資候補馬です。今年は、ここから2頭を選んで出資する予定ですが、少なくとも1頭は関東所属馬から選ぶものとします。

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コメント

  1. 立山 より:

    Macky様
    17年度の先行募集は順当にグリーンファーム愛馬会に縁の深い馬が満口になりましたね。しばらくは様子見で新種牡馬の状況を見ながらの出資になりそうです。
    Mackyさんは社台グループの馬だと評価を上げる事はしていますか?17年度の募集でファビラスセンスとラヴアズギフトを様子しておりますが、どっちも良い面と悪い面があり気になっています。
    立山

    • macKy より:

      立山さま、

      予想した範囲の仔馬が満口でしたので、当面様子見の方針は揺るがないのですが、一つ想定を外したのが、どうやらアースサウンドの16はノーザンファーム育成となる様です。そうであれば加点要素でした。

      ..と前振りしたところでご質問への回答ですが、自分の場合、社台グループの仔は他の生産社の仔よりも評価を上げることにしています。理由は「母馬が優秀」と言うこともありますが、何よりも将来的に社台系の外厩が使えることを評価するものです。近年の競馬はレースに向けて厩舎で仕上げることは稀で、大半は外厩での仕上げに依存するところが大きくなっています。その点で、山元・しがらき、と言った優れた設備の外厩が使える社台系の仔が持つアドバンテージは大きいと考えています。社台系以外では関西の吉澤ステーブルの評価が高いらしいので、ここまでは加点要素にみています。

      ファビュラスセンスの16とラヴアスギフトの16については自分も注目しています。特にラヴアスギフトの16は関東で募集してくれていたら、上位出資候補にしていたと思います。短足気味の体形と適度な飛節は如何にも芝の短距離でキレそうで、父親の血とも合致すると思います。一方のファビュラスセンスの16は血統配合的に惹かれる所がなく、兄姉の成績も冴えないのですが、とにかく柱立する姿が自分の好みです。標準的な脚長に適度な太さの首があり、背中が短くてトモが大きく見えます。緩い曲飛も好印象で、如何にも芝のマイルクラスを走りそうに見えます。

      • 立山 より:

        Macky様
        育成以外でも外厩でメリットがありますか、それなら同じような価格であれば上位評価になりますね。2頭とも満口までには時間があるでしょうから、ファビラスセンスはエイシンフラッシュの初年度産駒の走り、新人調教師をどう判断するか。ラヴアズギフトは早期デビューできるかを重要視したいと思います。この迷っている時間が楽しく、出資してしまうと後は祈るしかありませんからね。
        ヴァベーネは残念でしたがmackyさんが2歳を含めどのように出資されるか楽しみに見ております!

        • macKy より:

          立山さん、

          そうですね、先ずはエイシンフラッシュの走る配合パターンを見出したい所ですね。何か発見が有りましたら、教えて頂けると嬉しいです。