12/6、阪神1R・未勝利(ダート1200)に愛馬シュトルムカイザーが出走しました。新馬戦を14着に大敗するも、道中受けた不利によりタイムオーバーペナルティが救済された本馬ですが、間2週での続戦が選択されました。
ここで前走と大きく異なる条件が距離。陣営はダート1700→1200に大幅な距離短縮を選択して来ました。馬体重は-6kg減らした488kg。前走は見た目にも緩い作りでしたので-6kgはポジティブだと思います。只、馬体の緩さは変わらずで、引き続き乗り込んで行く必要がありそうです。
前走は好スタートを決めて先手を取りに行きましたが、本走では意図的に押し出さず最後方からの競馬が選択されました。これは短距離戦では先行ポジションを取るのは難しいと言う陣営の判断と思われます。ポジションを下げることで前走の様に馬群で揉まれるリスクを避ける意図もあったのでしょう。
只、問題はポジションを大きく下げてしまったこと。テンの速いペースに追走できなかったものと思いますが、下げるにしても集団の最後尾で我慢したいところでした。ラスト3Fの位置で集団の末尾から1.1秒も離されており、この差を詰めることが今後の課題になりそうです。
前走のリプレイを見るかの如く、最後方を見所なく回ってくるだけの競馬になるものと思ったところで、今回は600を切った辺りからギアが入ります。4角出口を15番手で集団の末尾に追いつくと、直線でも失速せず末脚が使え、6頭を交わして最終着順は9着となりました。正直、本走はタイムオーバーを回避すれば御の字と考えていましたので、入着まで確保できたことは僥倖でした。
前半を最後方で脚を貯めていましたから、末脚が使えても威張れる話ではないのですが、それでも前走の競馬に対して、ラスト3Fを2番時計で上ったことは評価すべきポイントでしょう。ゴール前までシッカリ追って、最後の1頭を交わした辺りは特に好感が持てました。
恐らく本馬の課題は、他馬を極度に恐れることで後方からの競馬を強いられることにありそうです。現時点で後方からの競馬がマスト条件であれば、せめて集団から離れずに末尾から競馬をしたいところです。本走で言えば、13番手の馬の後ろから競馬をして同じ時計で上れたとしたら、2着に入る時計になります。むろん、計算上の空論ではあるのですが、五里霧中の中から方向性の見えたことは大きいと思います。
また、そう言う意味で、1200Mは少し短すぎる気がします。前半を無理なく追走する上でも可能な限り距離は伸ばした方が結果が出る様な気がします。
ちなみに、今回のレースを観て思い出したのが、ローズボウルの新馬戦です。ローズボウルは新馬戦を最後方から競馬をして11着でしたが上りは最速を記録しました。ローズボウルも他馬を気にする馬でしたが、距離を2100Mに延長し、先行策を取ることで能力が開花した経緯があります。
レース後の野中師のコメントに依れば「初戦よりレース内容は良化し、最後の直線で脚も使えていたので、今後への明るい兆しが見えたように思います。使いながら変わってきそうですので、馬体を絞りつつ1200Mや1400Mを中心に使っていこうと思います。」とのこと。先ずは一旦放牧に出して、年明け以降の競馬に向かうことになるようです。