11/11京都6R:スマラグドスは距離ロスが響いて4着

11/11、京都6R・1勝クラス(ダート1800)に愛馬スマラグドスが出走しました。2ヶ月半の休養明けのレースにも関わらず、パドックからテンションが異様に高く、今一つ力が発揮できないまま結果は4着に終わっています。

馬場入りするなり、落ちるか競る間もなく直ぐに返し馬に入ってしまった状況から、ゲートに不安が生じましたが、意外にも綺麗なスタートを決めることが出来ました。ここから鞍上の田口Jは先手を取りに押し出しますが、内枠の馬も譲りません。

恐らく田口Jは「スマラグドスの二の脚ならば先行出来る」と考えたのだと思いますが、スピードは全くの互角で前に出ることが出来ず、結局1角を内側から4頭目の大外を回らされる格好になりました。この想定外の状況からレースプランは完全に崩れてしまったものと思います。

バックストレートに入っても内埒から4頭目を大回りする状況は変わらず、更に悪いことには捲って来たティエラサンタに前をカットされ、そのまま内に入られてしまいます。正直、ティエラサンタの騎乗は褒められたものではなく、スマラグドスにとっては迷惑この上ないものでした。

そんなこんなで、3角を侵入する際も内から4頭目のポジションは変わらず、4角もそのまま回ります。それでも4角を回った所では手応えが残っており2番手に上がりそうな勢いでしたが、そこから脚色が鈍ってしまい、2頭に交わされて4着までと言う結果でした。

結局このレースは1角を大回りで侵入したことが全てで、最後まで大回りを強いられる状況になりました。仮に内埒から4Mの位置を大回りしたと考えれば、25Mもの距離損が生じたことになり、流石にこれでは勝負になりません。

問題は二の脚が想像よりも伸びなかった点で、これには脚抜けの良い重馬場によりテンのペースが速かったこと、イレ込みにより無用な力が入ってしまったこと、等が原因として考えられそうです。結果論ですが、行き切ることが出来ないと判断して2列目に控えて脚を溜める競馬をしていば、着順は上がったかもしれません。もっとも、スマラグドスは砂を被った時の走りに不安がありますから、それはそれで試して見ないと分からない話でもあります。

過去走では若手騎手の減量に恩恵を受けてきたスマラグドスでしたが、今回は若手騎手の経験不足がマイナスになった格好です。もっとも、これら長所と短所の全てを合わせての若手騎手の起用ですから、良い所取りばかりは出来ません。「今回はツキが無かった」と割っ切るより無いかと考えています。

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