3/19、中山R12・２勝クラス（ダート2400）に愛馬ローズボウルが出走します。昨秋に突然の不信に陥った本馬でしたが、年明からは「1800Mへの距離短縮」と「前半を控えて末脚を伸ばす競馬」によって、再び現級で戦うための道筋が見えて来ました。
これに対し、今走では一気に距離が2400Mに延長されます。1800Mで結果が出て来ただけに、ここでの距離延長の意図は測りかねるのですが、陣営としては適性条件を探すための試行錯誤をしている過程なのかもしれません。
相手関係を見ると特に際立つ馬は見つかりませんが、今回については自らがどの様な競馬を選択するのかが最大のポイントです。距離延長を行うと言うことは、先行する競馬を狙うのが常識的ですが、控える競馬で変わり身の出た本馬に再び先行策を取らせるのか、そこの辺りが全く読めません。
今回の鞍上は武藤Ｊに戻りますが、作戦については陣営から明確に指示がされる筈です。そして、ここで問題となるのが武藤Ｊの騎乗成績が極端に逃げ～先行に良績が偏っていること。先行した場合の勝率が10%台に対して、中段以降に控えた場合の勝率は1%台しかありません。
これを把握した上での鞍上選択であれば、作戦は先行策の一択なのですが、ここは林師の判断を信じるよりありません。２勝クラスで壁にぶつかった感のある本馬ですが、５歳のダート牡馬としては、まだ一花も二花も咲かせられる年齢です。ここで試行錯誤を繰り返すことで、適性条件を探すことは有為であると思っています。