1/15中山8R:ローズボウルは連闘策から8着

1/15、中山8R・2勝クラス(ダート1800)に愛馬ローズボウルが出走しました。年初の変則開催を含めて、中10日の連闘策で臨んだ本走でしたが、展開にも恵まれず8着となりました。

まず、本レースの馬体重は-4Kg減って514Kg。連闘の割には馬体重が維持されたことからも、前走のダメージが小さかったことが伺えます。さらに、パドックを周回する姿も、非常に落ち着いて見えました。寧ろ昨秋の競馬の方が、カリカリしていた様に思います。

本馬場に入場すると、初騎乗となる戸崎Jが時間を掛けて内埒沿いを歩かせましたが、この時も落ち着いた感じに見えました。只、返し馬に入る瞬間だけは行きたがる素振りを見せていた様に思います。

スタートは綺麗に決めましたが、今回も先行策は取りに行かず、控えて11番手からの競馬になりました。前走は1番枠スタートもあって、更に後方からの競馬でしたが、今回は1列前からの競馬に落ち着きました。

ここで注目したいのはキックバックの状態で、写真を見ても相当な砂を被っていることが判ります。これは以前のローズボウルであれば、確実に走る気持ちを無くしていたレベルですが、それでも支障なく競馬を出来たところに、本馬の成長を感じました。この様な競馬を出来ることが、先行策を前提とした過去の競馬から脱却し、成長したところだと思います。

レースは11番手をキープしたままバックストレートを進みましたが、痛かったのは3F手前で外から6番スピードソルジャーに無駄に競りかけられたこと。前に入れる訳にも行きませんから必然的にここから脚を使わざるを得なくなりました。本当ならば、2着に入った7番ブレイクフォースと同じタイミングまで脚を貯めたいところでした。

4角を9番手で回り直線を向いたところで、前走の様な末脚に期待しましたが、伸びてはいるものの前回ほどのキレは見られず、前との差を詰められないまま9着と言う結果になりました。これは、仕掛けが予定よりも早くなったことと、レースの決着自体が前走よりも早い時計になったことが原因と思われます。

結果だけを見ると勝馬から1秒もの差を付けられてしまいましたが、本走の上位4頭は水準以上の時計で走っており、ローズボウルの時計自体も然して悲観するレベルではありません。少なくとも、昨秋の競馬よりも内容は格段にアップしています。前日の降雨の影響で期待した様な時計の掛かる馬場にならなかったことと、早い仕掛けを余儀なくされたことが無ければ、もう少し上位に迫れたと思います。

レース後の林師からは、「一瞬の決め手がないので、次開催の中山になると難しいかも知れません。レース後の状態次第で、東京のダ2,100㍍戦に向かうかもしれません。」とのコメントが出ています。「時計の掛かる馬場で競馬をさせたい」と言う観点からすれば、「厳冬期の間に出来るだけ使っておきたい」と言うロジックは理解できますから、東京開催に続戦する方針は個人的にもウエルカムです。

しかし、そうなると気になるのは具体的な目標です。次回東京で2勝クラス(ダート2100)の番組は1/28と2/18の2鞍が組まれていることから、1走が前提ならば迷わず2/18が選択される筈です。一方で、2走することも視野に入れるならば、1/28から使って行くことになります。しかし、その場合は一か月に3走することになりますから、馬体ファーストの林師がそこまで使う選択肢は無い様な気がします。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする