12/19中山3R:アレグロモデラートは色々あっても2着

12/19、中山3R・未勝利(芝1800牝)に愛馬アレグロモデラートが出走しました。大いに期待されてデビューした本仔でしたが、思った程は絶対的な力を示すことは出来ず、馬券に絡むことも出来ませんでした。一方で、着外とはいえ勝馬との差は僅か0.3秒でしかなく、展開に恵まれなかったことも踏まえれば、普通に勝ち負けできる力は示していました。

在厩のまま3走目となる今走の馬体重は462Kg。-4Kgの減少ではありますが、これはむしろ維持できていると評価しました。パドックを周回する姿は入れ込むことなく、落ち着き過ぎている位に見えました。

このレースのポイントは幾つかあったのですが、その1つはスタート。明らかな出遅れでは無かったものの、ダッシュがつかずに2列目からの競馬になりました。これについて、鞍上の横山武Jは「ゲートで少し気持ちが昂り一完歩出遅れました。」とコメントしています。

一方で、この出遅れは致命的なものではなく、1列目で大外を回らされるよりは、2列目でロスなく1角~2角を回ったとポジティブに捉えても良いと思います。2角を7番手で回るとバックストレートは馬群に囲まれて進みましたが、しっかりと折り合っている様に見えました。3角入り口で4番手の好位までポジションを押し上げると、4角出口では3番手まで上がり、逃げたブルトンクールを射程距離に収めます。

ポイントの2つ目はここで、キッチリ外に出せる瞬間があったのですが、馬が右に刺さってしまい、その狙いの進路を取ることが出来ません。逆に先行馬が左にヨレて来たことで、横山武Jは進路を内に切り替えます。これはパトロールビデオでみても好判断であったことが判ります。

そして、最後のポイントがここで、進路を確保したアレグロモデラートは鋭く伸びましたが、ブルトントークが今度は右にヨレて来て、進路を妨げる格好になりました。鞍上の菅原Jは鞭で矯正を試みており、責めることは出来ないのですが、ここでの不利は致命的でした。恐らくは、この不利が無ければアレグロモデラートが先着していたものと思います。

結局、レースは逃げ馬を捉え切れず2着までの結果であり、今回もまた「スローペースで前残りの競馬を捉え切ることが出来なかった。」と言う内容でした。一方で、今回はタイム差なしで、Target-JVの補正タイムでも「101」が出ています。補正タイムが100を超えるのは前走から連続であり、本馬が普通に未勝利戦を勝ち出来るレベルにあることを示しています。

しかしながら、今走ではいくつかの課題も見つかっています。1つは駐立が落ち着かずにスタートダッシュが決まらなかったこと、2つめは右回りで内に刺さってしまったことです。言い換えれば、これらの課題を解決することで、その分の上積みが図れることを示しています。

続けて3走したことで、権利は取りましたがここでリフレッシュ放牧に出る方針が示されました。復帰戦は3月の中山開催を目指すとのこと。これを以て、春のクラッシック戦線を目指す可能性は潰えましたが、早々に勝ち上がって夏に力を付ければ、秋華賞を目指す目はワンチャン残ります。ここはハーツクライの成長力に期待を掛けて待ちたいと思います。

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