GF出資馬の近況 2021/6/17

1.ルヴァンヴェール

去勢手術を無事に終えて、ケイツーSにて療養中です。術後の状態は良好で、すでに周回3000Mを17-18ペースで乗られています。今週からは坂路入りも開始して、15-15ペースで無理なく登坂することが出来たとのこと。

牧場スタッフのコメントによれば「今後も強めの調教を織り交ぜながら緩めず調整し、更なるペースアップを図っていきます。」とのこと。現在の馬体重は500Kgで、レース時の体重レベルがキープ出来ています。一旦緩めることなく去勢を進められたことは朗報でした。この様子であれば、秋競馬からの復帰も十分に見込むことが出来そうです。

2.ローズボウル

避暑を兼ねて、北海道・社台ファームに戻って調整を行っています。牧場スタッフのコメントによれば「右前球節部の状態を見ながら、ウォーキングマシンとトレッドミルでの調整を開始しました。このまま負荷を掛けても問題が無ければ、騎乗運動へ移行する予定です。」とのこと。現在の馬体重は516Kgで、特に緩んだ気配はありません。

3.アレグロモデラート

ノーザンファーム空港にて育成が継続されています。坂路2本の中心に強めを進めていたところ、先週末に左トモと左前の歩様を気にする所があったため、2~3日休んで経過観察を行ったとのこと。検査では異常は見られず、休みの間に歩様も改善して、今週から周回コースで軽い乗り運動が再開されています。

牧場スタッフのコメントによれば「一過性の症状だったようで、歩様は良化してきています。この期間に疲れを取り、問題がなければ元のペースに戻して進めてゆきます。」とのこと。先ずは、大事には至らずに安堵するところではありますが、将来的な不安材料を抱え込むことの無い様に、今のうちにシッカリとケアして頂ければと思います。

4.スズナミ

ゲート試験に合格した後、暑さ避けに北海道に戻されていましたが、6/12、札幌競馬場に入厩をしたとの報告がありました。デビュー戦の目標を6/27の札幌・芝1200に定めて、すでに調整に状態に入っているとのこと。

6/16、札幌のダートコースで小沢Jを鞍上に1週前の追い切りを実施して、5ハロンから70.7-54.5-39.6-12.9(位置8,強めに追う)を計時しています。情報の少ないコースのため、時計の優劣の判断が難しいのですが、古馬1勝クラスの僚馬と併せ、0.3秒追走して同入をしており、1週前の状態としては悪くない様に思います。全体時計は普通ですが、ラップに直すと16.2-14.9-13.2-13.2-12.9であり、加速ラップを刻めています。

本番の鞍上も小沢Jが務められるのかは不明ですが、当日は宝塚記念と重なり、札幌に上位騎手は不在ですので、その中で減量騎手を確保することが出来れば、小柄なスズナミにとって有意に働くと思います。

5.ヴァロンダンス

6/11、ノーザンファーム天栄を経由して、美浦TCに入厩をしています。既に調整が開始されており、現在は角馬場や坂路で17秒前後の調整を行っている様です。宗像師のコメントによれば「移動のストレスも無く、トレセンの環境にも直ぐ対応してくれました。」とのこと。ここまで順調に経過しており、ここからはゲート試験合格に向けて練習を行ってゆく模様です。

6.ダイヤモンドフジ

6/1より栗東近郊のチャンピオンズヒルズに移動して調整が行われています。現在の運動メニューはフェルトダートコースでキャンター2000Mと坂路を17-16ペースで乗られています。牧場スタッフのコメントによれば「17-16ペースを乗り出した後も順調で、もう少し余裕が出てきたところで15-15に移行できればと考えています。北海道との気温差にも今のところ対応出来ているようです。」とのこと。

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