YGG出資馬の近況 2021/5/5

ラインオブフェイト

東京の未勝利戦で1人気に推されながらで謎の失速をし、その後の地方交流戦では前走が嘘のような快勝を収めたラインオブフェイトですが、今回の調整でも微妙に怪しい雰囲気が解消出来ていません。

美浦TCに帰厩して最初の追い切りを美南Wで実施したところ、右トモの送りが悪くなる状況が発生。これは東京の未勝利戦で失速した状況と類似しており、やはり痛めやすい箇所であることは変わりが無い模様です。

只、その一方で前回も大きく間を開けずに出走して結果的に快勝をしたことから、必ずしも走れないと言う状態でもなく、何とも判断に悩む状況です。この辺り、厩舎サイドも慎重に進めてくれており、追い切りを脚部に負担の小さいダートコースに変更して進め、現在は歩様の乱れは見せていない模様です。

田島師のコメントによれば、このまま問題が出なければ来週の競馬に使いたいとのことで、具体的には5/15の新潟10R・わらび賞(ダート1800)か、東京6R・3歳1勝クラス(ダート1400牝)を目標とする様です。「特別登録をしておいて、相手関係や乗り役を見て検討させて頂く形にするかもしれません。」とのこと。

個人的な期待としては距離延長となる「わらび賞」を選択し、秋には同舞台のレパードSを目指して欲しいと思うのですが、平場の牝馬限定の方が勝算が高いと見るのであれば、1400を走ってユニコーンSを目指すと言う選択肢も考慮し得ると思います。

只、前走を見る限りは距離延長して逃げor先行する競馬を伸ばした方が本仔の脚質には合うと思いますし、特別戦とは言え「わらび賞」の方が東京の1勝クラス牝よりも相手関係が甘くなる可能性が高いと見ます。実際、昨年のケースでは「わらび賞」の方が低調でした。

恐らく最大の問題は乗り役の確保で、「わらび賞」を選択する場合は乗り変わりになり技量の低下も予想されます。脚元の不安も考えれば、経験の少ない鞍上に託すよりは東京で戸崎騎手が乗れるのであれば、将来的にその方が有為であるかもしれません。ここは田島師の判断に託したいと思います。

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