11/3中京6R:レーヌジャルダンは工夫の無い競馬で8着

11/30、愛馬レーヌジャルダンは中京6R・1勝クラス(芝1600)に出走しましたが、何時もと変わらぬ工夫の見えない競馬で8着に終わりました。

グリーンチャンネルに映ったパドックの様子は短時間て状態は良く判りませんでしたが、馬体重が-8Kg減って440Kgと言うのは休み明けとしては評価が出来るものではありません。これに付いて高柳師は「輸送減りが想定外だった」旨のコメントをされているワケですが、輸送減りを見越した体重管理がされていたのか、美浦在厩時点での馬体重を知りたいところです。

レースは何時ものように無難にスタートを決めましたが、敢えてポジションは取りに行かずに抑えて10番手に落ち着きました。これについては末脚を伸ばす競馬を志向すると言う作戦に合致したもので、自分的にも期待に沿った騎乗なのですが、問題はポジションが内に寄りすぎた点です。鞍上は「1人気馬の後ろの良いポジションを取れた」とコメントされていますが、リプレイをみても1人気のバルマリアは3番手に先行していますので、合点が行きません。
そもそも、単勝万馬券と人気の無いレーヌジャルダンとしては人気馬をマークする立場では無く、ここは自分の競馬に徹するべきでした。結果論ではなく、末脚に賭ける競馬を志向するのであれば、直線でスムーズに外に出してスピードに乗ることが出来るポジションを確保することが、穴を空けることに繋がった筈です。

このレースでレーヌジャルダンが選択すべきレースは11番手から競馬をして3着に入ったウィンメルシーの競馬でした。4角で距離損を覚悟して外に出したウィンメルシーに対して、内を突いたレーヌジャルダンには分厚い壁が広がっていました。それでもラスト1ハロン地点で進路を確保して追い出しましたが、ここで外を回してきたウィンメルシーと並んだ時には明らかなスピード差がありました。レーヌジャルダンも33.7秒の脚を使っていますが、33.3秒の上りを使ったウィンメルシーには及ばず今回の着差となりました。

ここで、今回の鞍上は乗り替りで吉田隼人騎手が務められました。乗り替り故に、厩舎サイドからの事前指示が重要になりますが、厩舎からの指示は「中段で脚を溜めて直線で伸ばすように」と言う指示であった様です。この程度の指示内容であれば、今回の吉田騎手の騎乗を責めることは出来ません。無難な騎乗と言えばその通りですが、腹を括って末脚に賭ける競馬をさせるならば、明確な指示を出す必要がありました。要するに厩舎サイドの指示が「従来の結果の出ない半端な内容から今回も変わっていなかった」と言うことになります。

吉田騎手のコメントを引用すると「今日みたいな瞬発力勝負では分が悪かったです」とのことですが、瞬発力勝負を臨むべきレーヌジャルダンにとっては決して悪い展開ではありませんでした。1000Mの通過が60秒ジャストなので極端なスローではありませんし、(勝馬は別にして)前が止まらなかったワケでもありません。今回の結果を展開の問題とする高柳師には、「それなら如何なる展開を望んでいたのですか?」と強く問うてみたいところです。「内を突いて前がぽっかりと開く」展開を期待していたと言うのなら、それは奇跡を待っているのと同じです。まぁ、”戦術的な所は何も考えられない調教師”と言うことは随分前から判っていたことなんですけどね..。

余談ですが、1歳馬の募集を見て「ノーブルリーズン」に惹かれている自分がいたのですが、今回の結果を見て「やはりこの調教師の管理馬には出資をしない」と誓いを新たにし直しました。

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コメント

  1. 高橋正幸 より:

    初めまして。グリーン愛馬会の
    会員のまさぶぶと言います。

    カタログを最初に見たとき
    ノーブルリーズンの2018が気に入って
    いたのですが調教師見て候補から
    はずしました。
    最近はカタログ見て調教師が誰が管理するか必ず見るようにしてます。
    やはり、栗東、美浦で鍛えて
    調教してほしいかなと思ってます。

    今年はスルーレートの2018を指名しました。
    スターリーパレードを1口行ったので
    西村調教師には期待してます。

    • macKy より:

      まさぶぶ様、初めまして。

      ノーブルリーズンの2018はスタイルが好みで、育成の状態も良さそうなので気になる一頭ではあるのですが…。
      自分も、「出資判断するのに最も優先する要素は?」と聞かれたら調教師と迷わずに答えるのですが、如何しても気になる馬が出て来ると心が動いてしまいます。実は、ノーブルリーズンの2018以上にレイヨンヴェールの2018の方がよく見えたりするのですが、こっちの厩舎は文句なしのNGと固く決めているので流石に揺らぐことはありません。

      スターリーパレードはご一緒ですね。西村師はリーディング順位が表している通り、レース選択を始めとするマネージメントに不満を全く感じません。関東募集馬の調教師さんに西村師クラスの方がなかなか見つからないのが辛い所です。奥村武師などは出資馬2頭が勝ち上がれていないですが、師のマネージメントには全く不満は覚えませんでしたので、こう言う調教師さんへの委託がもっと増えて欲しいところです。

      PS.
      自分はまだスターリーパレードを生応援したことがありませんので、中山・東京で是非一度走って欲しいところです。