8/4両津湾特別:レーヌジャルダンは切れ負けの5着

8/4、両津湾特別(新潟・芝1800牝)に愛馬レーヌジャルダンが出走し、ラストの決め手比べに後れを取っての5着となりました。

休み明けの今走は馬体重が+2Kgの448Kg。テレビ越しながらパドックを周回する姿は太さを感じさせることなく、毛艶も良好に見えました。若干の煩い仕草はありましたが、むしろ気合が乗っている様に感じました。只、馬三郎に掲載された陣営のコメントによれば、「ベストな状態からは一歩劣る」とのことでした。

レースの方は展望記事で書いた通りの展開になりました。先行脚質の馬が少なかった上に、先行が想定されたリンフォルツァンドが出走を取り消したことから、1000M通過が62.6秒と言う超絶スローペースとなりました。これに対し、好スタートを決めたレーヌジャルダンは、その気があればハナを切れる状況でしたが、主張してきたエールグリーツを先に行かせて2番手に収まりました。

本レースのポイントの1つがここで、逃げたエールグリーツはマイペースの逃げの形に持ち込み、控えたレーヌジャルダンはインで脚を溜める形になりました。これ自体は必ずしも悪い選択ではないのですが、押し込められた状況から進路を確保する状況まで手間を要してしまいました。ここがスムーズに捌けていれば結果は違っていたと思いますし、それならば最初から逃げてしまった方が良かったと考えることも出来ます。結果論と言えば結果論ですが、事前にスローペースが想定出来た以上は、考慮できる作戦だったと思います。

結局レースはラスト3ハロンだけの直線競馬になり、レーヌジャルダン自身も33.1秒の上りをつかったものの、後方待機から32秒台の超速の上りを使った3頭に差され、更には逃げたエールグリーツも捕まえきれずに5着と言う結果になりました。「せめて逃げ馬は交わしたかった」とも思えますが、そもそも超スローペースで逃げた馬ですから、展開的には前残りです。捕まえられなかったのも止む無しでしょう。

つまるところ、このレースはレベルが高かったと考えています。馬群を捌き損ねた部分は残念ですが、スローペースの中で前目のポジションから脚を溜めたレーヌジャルダンの競馬自体は間違っていません。普通ならば、この位置から33.1秒で上がれば勝ち負けに持ち込めそうなものですが、1~3着馬の決め手が遥か上を行く代物でした。特に、勝ったローズテソーロの競馬はメチャメチャ強い内容だったと思います。時計的には目立ちませんが、秋華賞に駒を進めてきても驚きません。

今回はレーヌジャルダンにとって何とも言い難いレースでしたが、それでも権利を確保出来たことは収穫でした。陣営はここを叩きと考えていた節もありますから、新潟でもう1走できることは大きな意味があります。
恐らく次走は新潟最終週の「芝1600外回り・牝馬限定」になると思います。芝1600の方がレースが流れますし、最終週で芝が荒れることで確実に外差し有利になります。200Mの距離短縮を含めて今のレーヌジャルダンにとっては勝負のレースになること疑いません。

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