スターリーパレード新馬戦想定

今週末、6/3阪神5R(芝1400)で愛馬スターリーパレードがデビューする予定です。昨年のこのレースは出走頭数が12頭でしたので抽選になる可能性は恐らく低く、出走可能性は高いものと思われます。

では実際どのような馬が出走を想定しているかですが、ギャロップ誌の記事では9頭の名前が挙がっていました。そこで今回はこの9頭についての情報を整理してみることにします。自分の馬券スタイルはデータ重視ですので、基本的に新馬戦はあまり買わないのですが、予想する場合は以下のファクターを順に重視して評価しています。

1.生産牧場
芝の新馬戦の成績は、ノーザンファーム生産馬の勝率が飛び抜けて高いと言う確固たるデータがあります。あとは離れて社台ファームがこれに続きます。

2.生まれ月
芝の新馬戦の勝率は1月~3月生まれの馬が抜けて高いと言うデータがあります。更に1月>2月>3月の順に勝率が高いことから、新馬戦は早く生まれた仔馬が圧倒的に有利であることが判ります。遅生まれの仔は切って妙味があります。

3.馬体重
生まれ月と相関すると思われますが、新馬戦は体重が重たい馬の勝率が高い傾向があります。当日までデータは判りませんが、出来れば480Kgを超える馬を選びたいところです。

4.種牡馬
新馬戦に強い種牡馬と言うのは確実にいます。これは早熟性との関係によると思われます。ちなみに、過去3年の9月までの芝の新馬戦の成績を見ると、出走20頭以上の種牡馬の勝率トップ10は、1.ディープインパクト、2.マンハッタンカフェ、3.スクリーンヒーロー、4.キングカメハメハ、5.キンシャサノキセキ、6.ダイワメジャー、7.ロードカナロア、8.ノヴェリスト、9.クロフネ、10.リーチザクラウンとなります。サイアーランキングよりも著しく順位の高い、スクリーンヒーロー,キンシャサノキセキ,ノヴェリスト,リーチザクラウン辺りは芝の新馬戦で注目すべき種牡馬と言えます。

5.調教
調教の時計に関しては時計を出す厩舎と出さない厩舎がありますので、絶対的な評価には出来ないと考えています。基本的に早い時計を出している馬は外れが少ないと思いますが、時計を出していなくても走ってくる馬はいます。ちなみに信用できないのは森厩舎の調教時計で、猛時計が出ていても、割り引いて考えた方が無難です。

6.性別
牡馬と牝馬の勝率は牡馬の方が高いと思いがちですが、芝の新馬戦(混合)の勝率は牝馬の方が高くなっています。特に夏競馬までに限ると、「夏は牝馬が走る」と言う要素も含めて、牝馬の勝率が上がります。敢えて混合戦に出てくる牝馬はそれだけ自信があると言うことかもしれません。何れにしても、牝馬だからと言って軽視するのは誤りです。

..と言う訳で、前置きが長くなりましたが、スターリーパレードのデビュー戦の出走想定馬について、上記のファクタを以下に整理します。なお、坂路時計の評価は個人的判断基準に依るものです。

1.アンラッシュ(牝馬)
父:ノヴェリスト、生産:ノースヒルズ
誕生日:3/24、坂路時計:A

2.エイトマイル(牡馬)
父:スクリーンヒーロー、生産:タバタファーム
誕生日:5/28、坂路時計:B

3.グレートバニヤン(牡馬)
父:Honour and Glory、生産:松浦牧場
誕生日:3/11、坂路時計:B

4.コスモスターリング(牡馬)
父:スターリングローズ、生産:厚賀古川牧場
誕生日:3/28、坂路時計:C

5.シングルアップ(牡馬)
父:キンシャサノキセキ、生産:坂東牧場
誕生日:1/27、坂路時計:B

6.スターリーパレード(牡馬)
父:トーセンホマレボシ、生産:ノーザンファーム
誕生日:2/26、坂路時計:A

7.ハッピーアワー(牡馬)
父:ハービンジャー、生産:吉田ファーム
誕生日:3/18、坂路時計:C

8.ピースプレイヤー(牡馬)
父:Declaration of War、生産:○外
誕生日:2/1、坂路時計:A

9.リネンリボン(牝馬)
父:キンシャサノキセキ、生産:芳住鉄兵
誕生日:2/25、坂路時計:B

愛馬スターリーパレードは唯一のノーザンファーム生産馬であると言う一点だけで本命に推せるのですが、誕生日と調教時計もデータ的に好評価ですので期待感は高いと考えられます。

その他の馬ではシングルアップが父キンシャサノキセキで早熟の上に1月生まれなので、成長度で優位になっている可能性が高いと思われます。調教時計はBにしましたが、決して悪いものではありません。十分に動いていると思います。

同様に、ピースプレイヤーも外国生産馬で仕上げも早そうですし、2月初の生まれと言うのも有利です。坂路でもかなりの時計を出していますので、これは人気になると思います。只、血統的に芝への適性は不明です。

最後にアンラッシュは実は有利な牝馬で、調教もかなり動いています。父ノヴェリストは意外にも新馬戦の勝率が高いですし、何より、去年のこのレースに優勝したのが、ノヴェリスト産駒のヴァイザーだったりします。

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