今年グリーンFから募集して欲しい仔馬 ②

今年グリーンファームから募集されることを切に願う、クラブ所縁の仔馬をリストアップするシリーズの2回目です。(一覧はこちら
今回は新種牡馬にして現3歳馬のサイヤーランキング2位につける、ロードカナロアの産駒を採り上げます。個人的にロードカナロアはディープインパクトに匹敵する種牡馬になると思っていますので、ディープインパクトの様に価格が高騰する前に、1頭でも多くの産駒をクラブで募集して欲しいと思っています。


No2: ステラマリスの2017

1.基本情報(netkeiba.com参照

父  :ロードカナロア
母父 :サンデーサイレンス
性別 :牡馬
毛色 :黒鹿毛
FN :6号族
誕生日:2017/05/17
生産 :社台ファーム

本馬の半兄であるルファルシオン(父:チチカステナンゴ)はグリーンファームから募集され、1000万条件を2回勝利するなど、計4勝を上げて準オープンまで進む活躍を見せました。
一方、父ロードカナロアは海外を含めてGⅠを6勝し、短距離王者の名声を欲しいままとした後、種牡馬入りしました。17年度から初年度産駒がデビューし、高い勝ち上がり率を示すと同時に、シンザン記念ではアーモンドアイが産駒初の重賞勝ちを収めており、種牡馬としても既にその高い能力を現し始めています。種付け料は500万円の高額からスタートし、現3歳馬の活躍を受けて、2018年度の種付け料は800万円にアップしています。今後も種付け料が上昇する可能性は高く、出資するならば出来るだけ早い内にしたいところです。

2.牝系情報

ステラマドリッドから連なる牝系で、近親にミッキーアイルやラッキーライラックのGⅠ馬が見つかる超優良牝系です。但し、母ステラマリス自身には競争成績がありません。その仔には、グリーンファームで活躍したルファルシオンの他に、中央3勝を上げているエグランティーナが出ていますが、それ以上の突出した仔は出ていません。また、活躍馬はダートに偏る傾向があります。
ファミリーナンバーは6号族で、前述のミッキーアイル、ラッキーライラックの他、ハーツクライも本系統に属しています。

3.血統配合

クロスはRaise a Nativeの4×5の父母間クロスがあるだけなので、健康面の問題は無さそうです。ポイントは父ロードカナロア×母父サンデーサイレンスの組み合わせで、まだ初年度産駒を見るだけですが、現時点で勝ち上がり率が50%と言う、極めて高い成績を残しています。また産駒の性別は、アーモンドアイこそ牝馬ですが、全体的には牡馬>牝馬の傾向がありますので、それも本馬に期待が掛かる要素です。
一方で、気になるのはダートの適性です。兄姉の活躍馬がダート寄りであることから、本馬もダート寄りの可能性がありますが、現時点でロードカナロア産駒の成績は芝に偏っています。只、これは「取り敢えず芝から降ろした結果、勝利してしまい、今のところダートに回る馬が少ない」と言うだけかもしれません。また、牝系全体としては芝の活躍馬を多数出していますので、本仔にも芝適正のある可能性は十分にあると思います。

4.予想価格(予測モデルは本稿を参照

1900万円(基本:1000万,牡牝補正:+200万,父補正:+500万,母補正: -50万円,兄姉補正:+200万)

5.おわりに

優良牝系である上に、グリーンファームとの関係も半兄のルファルシオンが1頭だけであることを考えると、募集に掛かる可能性は正直低い気もします。但し、本馬は母16歳の高齢出産の仔の上に、誕生月が5月と遅いので、そこが嫌われれば、最近のグリーンファームの募集傾向(ファンタジステラ,フォーチュンリング,サクラサクⅡの16…etc)の様に、”ワンチャンあるかも”と期待します。17年度産のグリーンファーム所縁の仔馬で、ロードカナロア産駒は本馬しか見当たりませんので、なんとか本馬を募集して欲しいところです。
なお、価格予想は1900万円と算出されましたが、プレミア感を考慮すると2000万円+αとなっても不思議はないと思います。(牝馬のアースサウンドの16の募集価格が2000万ですので、普通に考えて2000万は超えますね..。)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする